■V型6気筒、あるいはV型8気筒エンジンに48Vマイルドハイブリッドシステム採用の可能性
メルセデス・ベンツの人気オフローダー、「Gクラス」のハードコアモデルとなるAMG「G63」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
オフローダーを意味する「ゲレンデヴァーゲン」の頭文字を起源とするGクラスは、1979年に発売。過去40年間ほぼ変わらぬエクステリアデザインをキープしながら進化し続け、2018年には実に28年ぶりのフルモデルチェンジを敢行しました。
これが「W463」型初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、サイドマウントエキゾーストパイプとワイドボディキットから、このプロトタイプが昨年12月にも捉えたパフォーマンスフラッグシップ「AMG G63」であることがわかります。
ボディ前後にカモフラージュがなされているほか、小さなニップやタックがあちこちに見られます。改良型のエクステリアでは、エアインテークを含む前後バンパーの修正、ヘッドライトとテールライトのグラフィックの刷新程度に収まるはずです。
内部では、ついに最新のMBUXインフォテインメントシステムを手に入れます。意外ですが、GクラスはMBUXを持たないブランド唯一のモデルなのです。
また「Sクラス」「Cクラス」、そして「SL」同様に巨大なタッチスクリーンを配置し、センターコンソールも完全に新設計されると予想されています。
最新プロトタイプのボディには、電化を示すステッカーがなかったため、内燃機関エンジンモデルのようです。G63の現行型パワートレインは、最高出力577ps・最大トルク850Nmを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。
メルセデスでは現在、電化が加速しており、強力なGクラスも電動化が予想されているため、確認できなかったのは残念です。噂では、V型6気筒、あるいはV型8気筒エンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されるといい、電化されないケースでも、馬力向上が期待できそうです。