■フロントエンドはアウトランダー風に
三菱のピックアップトラック「L200」(欧州名)次期型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
アジアやオセアニア市場で「トライトン」として販売されるL200は、かつて日本でも2006年から2011年まで正規輸入販売されていた、1トンクラスのピックアップトラックです。
L200として5代目となる現行型は2014年にデビュー、その後2018年に大幅改良が行われており(英国では新型として発売)、いよいよ次世代型へバトンタッチされます。
スウェーデンで捉えたプロトタイプは、フロントエンドを中心に全体をカモフラージュしています。
ボディは現行型のテストミュールのようですが、ホイールベースが延長されている様子がうかがえるほか、ヘッドライトは、2012年の古い「ミラージュ」ハロゲンユニットが組み込まれています。
また改良されたダイナミックシールドなど新型のヒントが見えています。
後部では、新しい位置からシングルエキゾーストパイプが突き出し、荷台にはユーロパレットと金属製のケージがストラップで固定されています。おそらくこれは、積載能力と重量バランスをテストするためのものと思われます。
市販型では、ルノー・日産・三菱が開発、「ナバラ」と同じアーキテクチャを採用し、コストを削減、フロントデザインはヘッドライトを含め今後大きく変化するとみられ、「アウトランダー」新型からインスパイアされたデザインが予想されます。
パワートレインは、初の電動化が注目されます。
新型では、市場に応じてガソリン、ディーゼルエンジン両方を備えたプラグインハイブリッドバージョンを提供する可能性が高いようです。
特に排出ガス基準が厳しいヨーロッパでは、ガソリンエンジンをベースとするPHEVシステムを採用、大型バッテリーと強力な電気モーターを備え、馬力が向上することは間違いないでしょう。