■70kWhの大容量バッテリーにより最大約520kmの航続距離を達成
三菱自動車は、2021年11月19日(金)から11月28日(日)まで開催されている「広州モーターショー」において、新型EVの新型SUVであるエアトレックを世界初披露(参考出品)しました。
エアトレックといえば、2001年に発売されSUVに強い三菱らしくSUVの新しい形を模索したクロスオーバーSUVとして提案されています。その後、日本でもアウトランダーの名でクロスオーバーSUVとして引き継がれています。
今回、初公開された新型エアトレックは、「Electric」「Expanding(カーライフの拡張)」、 「Expressive(三菱自動車らしさの表現」」という3つのキーワードからなる「“e”-cruising SUV」というコンセプトを掲げ、デザインされたそうです。
フロントフェイスの「ダイナミックシールド」やテールゲートの六角形モチーフに代表される三菱らしいデザインアイデンティティを取り入れ、機動力があり、安定性が高い三菱自動車らしい走りを表現するスタイリングになっています。
高い開放感を実現したというインテリアは、良好な前方視界に加えて、運転姿勢がつかみやすい水平基調のインパネが採用されています。手が触れる部分にソフトパッドを配置して質感を向上させ、ステッチを細部にまで多用するなど、高級で上質なキャビンに仕立てたとしています。
また、ロングホイールベースとワイドな全幅により、ゆったりと家族で過ごせる広々とした室内空間も確保。注目の航続距離は、70kWhの大容量の駆動用バッテリーにより、最大約520km(中国CLTC基準)の航続距離を実現。フロア中央にバッテリーが搭載されたことで、低重心で理想的な前後重量配分とされています。
さらに、軽量高剛性なボディに、モーター、インバーター、減速機を1つの軽量コンパクトなユニットとして搭載され、出力とトルクを向上させた駆動システムと組み合わせEVならではの力強く滑らかな走りと、キビキビとした操縦性がより強調されているそうです。
三菱自動車の加藤隆雄社長は、「新型エアトレックは、EVを柱とする新エネルギー車によって環境対応を加速させる中国に向けた弊社からの提案です。走行中のCO2排出量ゼロのEVでありながら、最大約520kmの航続距離を実現しています。車名の由来には、自由に冒険をするという意味が込めてあり、その名の通りアクティブなカーライフをお楽しみいただきたいと思います」とコメントしています。
(塚田勝弘)