■プロトタイプは厚めのサイドシル、赤いブレーキキャリパーを装備した「M340i」か
BMWが現在開発中の「3シリーズ」改良型の最新プロトタイプを捉えるとともに、そのコクピットを激写しました。
第7世代となる現行3シリーズ(G20型)は2019年に発売。これが初の大幅改良(LCI)となります。
ニュル付近で捉えたプロトタイプは、M3/M4で話題となった「XXL」サイズの巨大キドニーグリルではなく、通常サイズであることがわかります。また厚めのサイドシル、赤いブレーキキャリパーを装備しており、高性能モデル「M340i」プロトタイプである可能性が高いようです。
おそらくフロントフェンダーのマスキングテープの下には「M」ロゴが隠されているはずです。後部では、より強力なピュア「M」のような極太円形パイプより、控えめなサイズの排気口がインサートされています。
これまで布で隠されていたキャビン内はついにアンヴェールされ、「iX」や「i4」同様のサイドバイサイドスクリーンレイアウトが確認できます。12.3インチのデジタルインストルメントクラスタ、および14.9インチのタッチスクリーンを採用、第8世代のiDrvieインフォテインメントシステムが搭載されるはずです。
おそらく、2つのディスプレイはフレームレスベゼルを共有しており、1つのワイドディスプレイに見えますが、インフォテインメントはユーザーエクスペリエンスを向上させるために、ドライバー方向へわずかに角度が付けられると思われます。
改良型では内燃機関、ハイブリッド、プラグインハイブリッドがラインアップされますが、最大の注目はフルエレクトリック「3シリーズ EV」(仮称)の設定でしょう。EVは中国市場で販売されているロングホイールベースをベースとしますが、グローバルモデルとして市販される可能性がありそうです。
3シリーズ改良型のワールドプレミアは、2022年夏と予想されます。