■アグレッシブなフロントスプリッター、ウィングレットなど装着
BMWは現在「4シリーズ」最強モデルとなる「M4 CSL」を開発しているとみられますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
第二世代となる現行型4シリーズ(G22型)は2020年にデビュー、その後ハードコアモデル「M4クーペ」が投入されました。
2021年にはさらなる強化モデル「M4コンペティション」が導入されましたが、それらを凌駕する最強スペックを持つのがこの「M4 CSL」です。
捉えたプロトタイプは、存在感のある新しいグリルを装備しているほか、ヘッドライトをカモフラージュ。以前目撃した開発車両と僅かに異なり、それらが専用デザインに変更される可能性がありそうです。
そのほか、さらにアグレッシブなフロントスプリッター、ウィングレットが取り付けられた大口エアインテークなど、サーキット指向のエアロパーツが見てとれます。
またこれまで捉えたプロトタイプの後部には、より大きなランクリッドスポイラー、ディフューザー、チタン製とみられるデュアルエキゾーストシステムがインストールされています。
スペックに関しての最新情報も入ってきました。パワートレインは3.0リットル直列6気筒エンジンを搭載、M4コンペティションでは最高出力503ps・最大トルク650Nmを発揮しますが、M4 CSLでは540psまで向上するといいます。
動力性能では、0-100km/h加速3.4秒のM4コンペティションに対し、CSLでは3.3秒以下で到達。後輪駆動のみでマニュアルは設定されず、オートマチックギアボックスが装備されると予想されます。
なお、市販型の車名は「M4 CSL」が有力ながら、「M4 CS」も候補の一つとなっているといいます。