■国連憲章調印記念日
6月26日は、「国連憲章調印記念日」です。1945(昭和20)年のこの日、国際連合設立の条約が記載された「国連憲章」に50ヶ国以上が調印して、国連の設立が決まったことに由来します。なお日本が国連に加盟したのは、1956(昭和31)年12月18日です。
また1989(平成元)年のこの日、東芝から世界初となるノートパソコン「DynaBook(ダイナブック) J-3100SS」が発表されました。A4判サイズで重さは2.7kg、3.5インチフロッピー・ディスク内蔵で価格は19万8000円と画期的でした。打ち合わせのとき、昔はシステム手帳とかいうものを使っていましたが、今ではノートPCが当たり前になりましたね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●トヨタ・15代目クラウンがデビュー!
2018(平成30)年の6月26日、トヨタがフルモデルチェンジした15代目「クラウン」を発売しました。1955年の誕生から日本を代表する高級車として、常に時代背景とともに進化して日本の自動車技術をリードしてきたクラウン。その15代目のキャッチコピーは「挑戦と革新を続ける初代コネクティッドカー」です。
セダン離れが加速する中、それを象徴するのがセダンユーザーの高齢化であり、2012年登場した14代目クラウンは大胆なデザインを取り入れてユーザーの若返りを図りました。そして15代目は、「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・Toyota New Global Architecture)」採用によるスポーティな走りを実現、安全技術は第2世代「Toyota Safety Sense」を標準装備しました。注目は、車載通信機器などによってつながるクルマを具現化したコネクティッドカーの第一弾となったことです。パワートレインは、高効率のダイナミックフォースエンジンをベースにした2L直噴ターボエンジンと、2.5Lおよび3.5Lベースのハイブリッドの3種が用意されました。
コネクティッドカーとは、車内に装備した車載通信機器からコールセンターやディーラなどにアクセスして様々な情報のやり取りができる技術です。具体的には、クルマの状態をドライバーに伝え、メンテナンスのアドバイスや案内、エアバッグ展開(事故)時にコールセンターを介して警察・消防署への通報することです。さらに、ITS(高度道路交通システム)と連携して緊急車両の接近を教えてくれる、赤信号の警告、右折時に対向車や歩行者がいることの警告なども可能となります。
15代目クラウンは、環境性能や安全性能などハードの最新機能と、最近のトレンドである「コネクティッドカー」による情報通信技術を巧みに融合させています。ハードとソフト両面からのアプローチによって、より高いレベルの安全性や快適性を追求するというクラウンの姿勢は、今後のクルマづくりの方向性を示していると言えますね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)