■パナメーラ」の足跡をたどり、560馬力の「SE-ハイブリッド」新設定へ
ポルシェは現在、ベストセラー・クロスオーバーSUV「カイエン」ファミリー改良型の開発を進めていますが、「カイエン クーペ」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
カイエン クーペは、主力SUV「カイエン」の派生クーペとして上海モーターショー2019でデビュー、これが初の大幅改良となります。
雨中で捉えたテスト車両は、先日捉えたカイエン改良型同様に新しいフード、スリムなヘッドライトや、全く新しい形状のバンパー、水平バーを備えるグリル、拡大されたコーナーエアインテークなどを備え、現行モデルよりかなりアグレッシブなデザインに進化しているのがわかります。
カイエンテスト車両のリアエンドでは、ナンバープレートがテールゲートから新設計されたバンパーへ移動されていましたが、クーペはすでにリアバンパーに取り付けられているので、大きな変更はない可能性があります。
またLEDテールライトに大掛かりなプレースホルダー(ダミーコンポーネント)を装着していたカイエンに対し、クーペは現行モデルから変化はみられません。しかし心配無用、クーペの開発進行はベースモデルより遅いので、今後着手されるはずです。
キャビン内はカイエンとレイアウトやパーツを共有、刷新されたセンターコンソールと新設計されたシフトレバーを装備、シフトレバーは「911」のようなシェーバーデザインを採用する。またアップデートされたインフォテインメントシステム、フルデジタルインストルメントクラスタの搭載も間違いありません。
パワートレインは現行ラインアップがキャリーオーバーされる見込みですが、「パナメーラ」の足跡をたどるように、「E-ハイブリッド」と「ターボSE-ハイブリッド」の間を埋めるべく、新たに「SE-ハイブリッド」を新設定。プラグインハイブリッドのシステム合計最高出力は560ps・最大トルクは750Nmになると予想されます。