まさに「公道のレーシングカー」。新型・ポルシェ 911GT3 RS、巨大ウィングがさらなる進化

■4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、最大580psか

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ポルシェ 911 GT3 RS 次期型プロトタイプ

ポルシェは「911」ラインアップを刷新、2月には新型「GT3」をワールドプレミアしたばかりですが、その最強モデルである「911GT3 RS」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

現行型GT3 RSは4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載し最高出力520psを発揮、「公道のレーシングカー」の異名を持つハードコアモデルです。

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ポルシェ 911 GT3 RS 次期型プロトタイプ

キャッチした最新のプロトタイプは、リヤにガルガンチュア(巨大・途方もない)ウィングを装備しています。ただし、ナンバープレートをつけているため、公道テストしていることがわかります。

プロトタイプはかなり偽装が厳重でディテールは不明です。

後部はカモフラージュがないようにみえますが、よく見るとバンパーにボディカラーの迷彩が確認できるほか、ウィングのエンドプレートもダミーのようです。

サイドには991.2「GT3 RS」のベント付きフロントフェンダーが隠されており、サスペンションのセットアップは最小限の最低地上高を示しています。

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ポルシェ 911 GT3 RS 次期型プロトタイプ

覆われたボンネットの膨らみは、おそらく一対のエアインテークを隠しており、市販型では、アグレッシブな空力パッケージを装備することが予想されるほか、チャンキーなブレーキと剛性の高いシャーシセットアップが搭載されます。

その心臓部には、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、非RSバリアントでは最高出力502ps・最大トルク469Nmを発揮しますが、GT3 RSでは最高出力550psから580psと予想、トランスミッションは、現行モデルと同様にPDKデュアルクラッチとなるでしょう。

新型GT3 RSのデビューですが、ベースのGT3がまだデリバリー完了しておらず、最速でも2022年初頭になると思われます。

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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