■スペイン発祥の世界図書・著作権デー
4月23日は、「世界図書・著作権デー」です。スペインからの提案で、国際デーとして1995年に制定されました。この日は、スペイン・カタロニア地方で女性から男性に本を贈る習慣のある「サン・ジョルディの日(守護神サン・ジョルディを祭る日)」であること、ドン・キホーテで有名な作家セルバンテスの命日にあたります。
また2005年のこの日、YouTubeに初めて動画が投稿されました。投稿したのは、同サイトの創業者のジョード・カリムで、動物園の象の前で簡単なコメントを述べた僅か18秒の動画でした。
なんと、1.6億再生されています! ヒェ~!!
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1999年(平成11)年のこの日、ダイハツから軽商用車「ハイゼット電気自動車(EV)」が発売されました。実は、ダイハツ・ハイゼットのEVの歴史は古く、初代は1970年開催の大阪万博で登場しました。「ハイゼットバン」を6人乗りに改造して、大阪万博の会場でタクシーや配送車として275台が活躍したのです。
そして1999年に、軽の新規格導入に合わせてモデルチェンジした「ハイゼットカーゴ」をベースに、ハイゼットEVが登場しました。初代の発売以降、官公庁や法人を中心に1300台(1999年時点)以上販売しており、EVとして当時業界トップの実績を誇っていました。
EVシステムとしては、小型高効率の永久磁石型同期モーターと補水不要のシール型鉛電池を搭載。フル充電には200Vで7時間を要しますが、フル充電時の航続距離は110km(10・15モード)、最高出力35kWで最高速度100km/hを発揮しました。車両価格は、エアコンと電動油圧パワステを標準装備して290万円、販売目標台数は年間100台の限定的な販売でした。
量産型の軽商用車EVとしては、2011年発売の三菱「ミニキャブ・ミーブ(MINICAB- MiEV)」があります。EV化の波は確実に軽自動車にも押し寄せています。安価であることが強みの軽自動車が、今後どのようにEVに取り組むのか興味深いですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)