■3.2kWhのバッテリーパックを積み、最高出力300psを視野に
アルファロメオは2020年に新型クロスオーバーSUV「トナーレ」を2021年11月発売する発表していましたが、CEOジャン・フィリップ・インパラト氏が、より高性能なPHEVを望んでいるため、遅れる可能性があることがわかりました。
「トナーレ」は、2019年ジュネーブモーターショーでコンセプトモデルとして登場、同ブランド初のクロスオーバーSUV「ステルヴィオ」の下に位置するモデルです。
前出インパラト氏は、元々プジョーのCEOでしたが、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービル)とPSA(プジョー・シトロエン)の合併後、アルファロメオで指揮をとり、トナーレを見てきたと伝えられています。
インパラト氏は同モデルのプラグインハイブリッドパワートレインにより優れた性能を要求しており、いくつかの変更を実行、発売が約3ヵ月遅れるといいます。
市販型はジープ「コンパス」のプラットフォームに基づいており、プラグインハイブリッドパワートレインを搭載、最高出力190psと240psの2つのバージョンがラインアップされる予定です。
このシステムはリアアスクルの45kW電気モーターでサポートされる1.3リットルターボエンジンを使用しており、11.4kWhのバッテリーによる1回の充電で30マイル(49km)のEV走行が可能です。
同グループであるプジョーには、1.6リットルエンジンとデュアル電気モーターを搭載、13.2kWhのバッテリーパックを積み、最高出力300ps、EV走行37マイル(59km)のパフォーマンスを誇る「3008PHEV」が存在しており、インパラト氏はこれに近いレベルを視野に入れている可能性もありそうです。
(APOLLO)