■ハチ公物語で有名な「忠犬ハチの日」
4月8日は、「タイヤの日」です。4月は春の交通安全運動が行われ、数字の8を横にするとタイヤが2つ並んでいるように見えることから制定されました。タイヤのチェックを1回/月実施している人は4人に1人以下だそうです。安全に関わる重要な部品ですが、意外と気にしてない人が多いですね。
また、「忠犬ハチの日」でもあります。主人が亡くなった後も毎日渋谷駅で主人を待ち続けたハチ公物語は、多くの映画やTVドラマで語り継がれています。最近では、リチャード・ギア主演の米国映画「ハチ約束の犬」でリメイクされ、評判になりました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1988(昭和63)年4月8日、ホンダから米国生産の輸入車「アコードクーペ」の発売が発表されました。アコードクーペは3代目「アコード」に設定された2ドアクーペです。
初代アコードは、大ヒットした「シビック」の上級モデルとして1976(昭和51)年5月に登場しました。3ドアハッチバックのボディに低公害エンジンCVCCを搭載して大ヒット。1985年の3代目は、当時流行っていたリトラクタブルヘッドライトとDOHCエンジン、FF初の4輪ダブルウィッシュボーンのサスペンションを採用して評判になりました。
そして、その3 代目をベースに1988年に登場したのがアコードクーペです。開発は米国の「ホンダR&Dノースアメリカ」が担当、生産はホンダオハイオ工場で行い、日本に輸入した珍しいモデルです。パワートレインは、2L SOHCのFI(燃料噴射)エンジンに4ATの組み合わせ。また左ハンドルで、クルーズコントロールや本革シート、BOSE社の専用開発オーディオを標準装備するなど、スペシャリティカーらしさ満載です。日本では左ハンドルの輸入車ということで、物珍しさからマニアックなクルマとして貴重な存在でしたが、販売はそれほど伸びませんでした。
アコードクーペは現在も米国で生産・販売されていますが、日本への輸入は1997年に打ち切りとなりました。元々アコードは4ドアセダンというイメージが強く、クーペがあったの?という感じですが、でも最近のアコードはスタイリッシュでクーペ風になっていますね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)