電動アシスト自転車のヤマハ「PAS Brace」がアップデート。片道10km以上の通勤も快適に

■前回使用時のアシストモードを「PAS」が記録

コロナ禍での通勤や通学などのため、自転車のニーズが高まっています。さらに、寒さが緩む春から、あるいは新生活に備えて自転車の購入を考えている方も多いでしょう。中でも電動アシスト自転車は、子ども乗せ自転車をはじめ、通勤、通学での需要も高まっているそうです。

ヤマハ パス ブレイス
4月30日に発売される「PAS Brace」

そんな中、ヤマハは、スポーティな26型の電動アシスト自転車「PAS Brace(パス ブレイス)」に、好評の「スマートパワーアシスト」を搭載するなど、日常使いでの使い勝手を高め、4月30日に発売すると発表しました。

新聞などの一部報道によると、2020年の電動アシスト自転車は前年比5.5%増と増えたそうです。

ヤマハ パス ブレイス
写真は「ホワイトオレ」

2021年モデルの「PAS Brace」は、ヤマハ製のスポーツ電動アシスト自転車「YPJシリーズ」とのポジショニングをより明確化し、日常的に使いやすいモデルにアップデートされています。「日常使いしやすいスポーティコミューター」をコンセプトに掲げ、メインターゲットに「片道10km前後の通勤を快適に継続したい」と思っている男性に据えています。

「PAS Brace」の適応身長目安は156cm以上、サイズは全長1780×全幅575×サドル高815〜965mm。車両重量は23.0kg。一充電あたりの走行距離(約4時間)は、強モードが62km、スマートパワーモードが68km、オートエコモードプラスが91km。

今回、新たに搭載された「スマートパワーアシスト」は、登坂時などの高回転ペダリングでも伸びやかで快適な乗り心地(アシストフィーリング)の実現と、負荷が大きい坂道、負荷が小さい平坦路など状況に合わせて全自動でアシスト力を制御。

「PAS Brace」には、内装8段変速ラピッドファイヤーシフト、26型セミスリックタイヤ、フロントディスクブレーキが装備されます。また、リヤVブレーキによる優れた制動力、ペダル1回転あたりに進む距離(GD値)の見直しにより向上させた快適な高速走行性能が魅力です。さらに、スポーティな走りはもちろん、プリロード調整付きフロントサスペンション、大容量15.4Ahリチウムイオンバッテリーの搭載などにより、快適な長距離走行装備を実現するそう。

ヤマハ パス ブレイス
写真のカラーは「グロスブルー」

ほかにも、時計表示付き「液晶5ファンクションメーター」も備え、駐輪時に便利なサークル錠など、使い勝手の充実化が図られています。なお、2021年モデルのカラーリングは、街中でも映えるカジュアルでスポーティな「マットブラック」「ホワイトオレ」「グロスブルー」の全3色が用意されています。「PAS Brace」の価格は、17万3800円です。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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