三菱自動車の新型アウトランダー、2021年4月北米市場などに投入開始!!

■新世代のダイナミックシールドを備えた迫力満点のフロントマスク

2021年2月17日、三菱自動車は最上級SUVであるアウトランダーをフルモデルチェンジし、同年4月からアメリカ、カナダ、プエルトリコで発売すると明らかにしました。

三菱自動車 アウトランダー
北米市場などに投入される新型アウトランダーを公開

日本だけではなく、グローバルで販売されるモデルである三菱アウトランダーは、ガソリンとディーゼルエンジン車、PHEVの3タイプを含めて2001年1月〜2020年12月の累計で約260万台を販売。北米では、2002年に同社初のクロスオーバーSUVとして投入されています。

全方位、進化を遂げたという新型アウトランダーは、押し出し感のあるフロントマスクからもうかがえるように、力強いダイナミックなエクステリアが特徴。フロントマスクを見ると、ヘッドライトまわりの造形など、2019年の東京モーターショーでも披露された「エンゲルベルクツアラー」を思い起こす人もいるかもしれません。

三菱自動車 エンゲルベルク ツアラー
三菱自動車のコンセプトカー「エンゲルベルク ツアラー」
三菱自動車 アウトランダー
北米市場などに投入される新型アウトランダー

デザインコンセプトとして「BOLD STRIDE(ボールド・ストライド)」を掲げ、堂々たる印象を受けるフォルムをまとっています。パッケージングから見直されているほか、次世代の「ダイナミックシールド」のフロントフェイス、大径20インチアルミホイール、ワイドボディを印象づけるフェンダーなどが備わります。リヤは、1つの面から切り出したようなシャープな六角形のテールゲートは、背面タイヤを装着したパジェロ伝統の後ろ姿からインスピレーションを得たそうです。

三菱自動車 アウトランダー
北米市場などでは2022年モデルと表記されている新型アウトランダー

一方のインテリアは、素材や触感にこだわった上質な仕立てになるそうで、座り心地の良さに配慮された3列7人乗りシート、視認性や操作性に優れるメーターディスプレイ、10.8インチヘッドアップディスプレイ、スマホのワイヤレス充電機能などを装備。

走りや安全面は、新開発のプラットフォームをはじめ、大きく進化を遂げた電子制御4WD、S-AWC(Super-All Wheel Control)、ブレーキ、AYC(Active Yaw Control)によるハンドリングのよさ、多様な路面に対応する新開発のドライブモードセレクター(ターマック、グラベル、スノー、マッドなど)が搭載されています。

三菱自動車 アウトランダー
新型アウトランダーのフロントシート

パワートレーンは、新開発の2.5Lガソリンが投入され、WLTCモード燃費で燃費が約2.6%向上し、動力性能は最高出力が約8.9%アップ。組み合わされるトランスミッションは、8速スポーツモードCVTです。4WDは、前後トルク配分を行うセンターカップリングに、モーターによる油圧クラッチが採用された電子制御4WDになり、凍結路での坂道発進など厳しい路面状態でもより威力を発揮するとしています。

なお、発売に先駆けて、アメリカのAmazon Liveで商品紹介の動画やカーコンフィギュレーターなどを用意されます。日本での発売時期はアナウンスされていませんが、中期経営計画では、2021年にかけてとアナウンスされています。※写真は北米仕様です。

(塚田 勝弘)

【関連サイト】

新型三菱アウトランダー(Amazon Live)
https://www.amazon.com/adlp/mitsubishioutlander

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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