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■軽自動車やコンパクトカーが人気上位に
今や、日本一の大衆車といっても過言でないほど売れているホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」。
近々、マイナーチェンジモデルも出るということで大きな話題となっていますが、自動車保険などを手掛けるソニー損保保険株式会社(以下、ソニー損保)が実施した「次に買いたいクルマ」などに関するアンケート調査でも、見事1位を獲得! 根強い人気を誇っていることが分かりました。
●今乗っているクルマは「軽自動車」が1位
「2020年 全国カーライフ実態調査」と題された今回のアンケート調査。調査対象は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする、自家用車を所有し月に1回以上クルマを運転する18歳〜59歳の男女(10代・20代、30代、40代、50代、男女各125名)で(有効回答1000サンプル)、2020年10月23日〜10月26日の期間に行われたものです。
それによると、まず「主に運転しているクルマのボディタイプ」に対する質問では、
1位「軽自動車」(37.4%)
2位「コンパクトカー」(19.5%)
3位「ミニバン」(16.3%)
4位「SUV・クロカン」(9.4%)
5位「セダン」(8.9%)
6位「ステーションワゴン」(5.7%)
という結果になりました。
また、1位「軽自動車」の男女別比率では、男性27.2%・女性47.6%と、女性のほうが20.4ポイント高く、半数近くが乗っていることになります。
軽自動車オーナーの男女・年代別では、10代・20代女性(55.2%)と50代女性(54.4%)で半数を上回っています。これにより、若年層やシニア世代の女性には、軽自動車ドライバーが多いことが分かります。
なお、2019年に実施した同様の調査と比較すると、「軽自動車」は2019年37.4%→2020年37.4%で横ばいとなっていますが、「コンパクトカー」は2019年15.1%→2020年19.5%とやや上昇傾向になっているようです。
●依然としてガソリン車が人気
調査では、さらに「主に運転しているクルマの燃料(エンジン)タイプ」を聞いたところ、圧倒的に多かったのが「ガソリン自動車」(82.7%)。以降、「ハイブリッド自動車(HV)」(11.5%)、「クリーンディーゼル自動車(CDV)」(3.3%)が続きました。
また、「次にクルマを買い替える時に購入したいクルマの燃料(エンジン)タイプ」について、購入したいクルマの燃料(エンジン)タイプを考えている人(=「わからない」と回答した人を除いた754名)の回答をみると、
「ガソリン自動車」(56.4%)がやはり最多ですが、2位には「ハイブリッド自動車(HV)」(29.7%)がランクイン。近年、ラインアップが充実してきているハイブリッド車への注目が、徐々に高まっていることが分かります。
そして、購入するクルマの候補として人気があるモデル。次にクルマを買替える時に最も購入したいクルマのメーカー・ブランドが決まっている人808名に対し、「最も購入したいと思うクルマ(車種)」を聞いたところ、
1位「N-BOX(ホンダ)」(6.4%)
2位「アクア(トヨタ)」(5.4%)
3位「シエンタ(トヨタ)」「プリウス(トヨタ)」「ハリアー(トヨタ)」(いずれも2.8%)
という結果に。前述の通り、N-BOXが首位となりましたが、2位以下ではトヨタ車に人気が集まっています。
なお、次に買いたいクルマの男女別の場合は、
男性では1位「アクア(トヨタ)」(6.3%)、2位「N-BOX(ホンダ)」(4.7%)、3位「ハリアー(トヨタ)」(4.0%)などが上位に。
女性では1位「N-BOX(ホンダ)」(8.5%)、2位「アクア(トヨタ)」(4.5%)、3位「ムーヴ キャンバス(ダイハツ)」「タント(ダイハツ)」(いずれも4.0%)
といった結果となりました。
男性では、3位にSUVのハリアーが入っていますが、女性の場合はやはり軽自動車に人気が集まっているようですね。
ちなみに、N-BOXは、新車販売台数では2019年まで登録車を含めたランキングで3年連続、軽四輪新車販売台数では5年連続で1位を獲得。
2020年の軽四輪新車販売台数でも上半期(4月〜9月)で首位となるなど(いずれも全国軽自動車協会連合会や日本自動車販売協会連合会の調査結果より)、ほかのデータでもその人気ぶりが健在であることが実証されています。
次期マイナーチェンジモデルも楽しみですよね。
(文:平塚 直樹)
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