■助手席のヘッドレストに「GT3 RS」をエンボス加工、後部座席は削除
クラシックなダックテールスポイラーを装着したポルシェ「911ターボ」プロトタイプが、ニュルブルクリンクに再び出現しました。
捉えた最新プロトタイプは、これまで同様にフロントエンド、リアフェンダー、リアエンド全体をカモフラージュしており、特別な911のためにいくつかの追加のスタイリング調整が行われていることを示唆しています。
この試作車がなにかは現段階で判別がつきませんが、「カレラRS 2.7」の復刻モデル、または「ターボRS」、あるいは997世代限定の「911スポーツクラシック」後継モデルになる可能性が高いと予測しています。ただし、以前のスポーツクラシックはカレラベースでした。
これまでのスパイショットでは内部がぼやけて見え、後部にロールケージが見える程度でしたが、今回の写真では、後部座席が削除され、助手席のヘッドレストに「GT3 RS」エンボス加工されていることが見てとれます。次期GT3から軽量対策、フレアと機能、いくつかのエアロトリートメントが流用される可能性もありそうです。
パワートレインは、リアホイールアーチにエアインテークを装備している点からも、3.0リットルツインターボを搭載したモデルではないはずです。おそらく3.8リットル水平方向6気筒ツインターボチャージャー搭載モデルである可能性が高く、最高出力は640ps・最大トルク800Nmを発揮すると予想されます。
市販型で「スポーツクラシック」名が冠されるかどうかは不明ですが、2021年前半には登場するとみられます。
(APOLLO)