■デジタルインストルメントクラスタ、および大型ディスプレイを確認
これまで何度も捉えたアウディの新型電動クロスオーバーSUV「Q4 e-tron」およびクーペ版「Q4 e-tron Sportback」プロトタイプですが、ついにそのコックピットの撮影に成功しました。
捉えた2つのキャビン内にはデジタルインストルメントクラスタを搭載、センターにある大型のインフォテイメントディスプレイは、VWの兄弟モデルのようにダッシュボードの上ではなく、ダッシュボードにインサートされています。
その下には、ギアセレクタ、プッシュ式スタートボタン、電子パーキングブレーキを確認することができます。また、2台のプロトタイプには異なるステアリングホイールが装着されており、1台は「Q4 e-tron コンセプト」と似たデザインが採用されています。
エクステリアは、これまでのプロトタイプと同レベルのカモフラージュが施されており、コンセプトとは異なるグラフィックを持つLEDデイタイムランニングライト、ヘッドライトのアウトラン、それに繋がるワイドなシングルフレームグリルバンパーコーナーには三角形のエアインテークも確認できます。
また、スポーツバックでは、スポーツカーのように傾斜したAピラー、キックアップするベルトライン、コンセプトモデルから反映された筋肉質のリアフェンダーなどが見てとれます。
EVユニットはフロントに最高出力102hp、リアに204hpの電気モーターを搭載、システム合計出力は306hpに達します。コンセプトモデルでは、0-100km/h加速6.3秒、最高速度180km/h(電子リミッター作動)と発表されていましたが、市販型のパフォーマンスが注目されます。
航続距離は450km(280マイル)以上、最大125kWの急速充電により30以内で80%以上の充電が完了します。
Q4 e-tornは2021年初頭に発売、e-tronスポーツバックは2021年内の登場が予想され、どちらもドイツのヴィッカウ工場でVW ID.4と一緒に生産されます。
(APOLLO)