■「乗るのたの士オールスター感謝祭」パパツー講座で家族と一緒に楽しむバイクライフ
トミンモーターランドで開かれた「乗るのたの士オールスター感謝祭」では、パパツー講座も開かれました。
「パパツー」は、「パパと楽しむツーリング」の略。バイクをパパがひとりで楽しむだけのものではなく、子どもと一緒に楽しめるものにしようという活動です。
いま、つるの剛士さんとバイク王が中心となってその輪をひろげています。活動の名前は「パパ」ですが、親子だったらママだってもちろんOK! なので、これまでママライダーの一人として、あちこちへ子どもとタンデム・ツーリングに出かけてきた私がパパツー講師としてこのイベントに招かれることになったのです。
講座に参加するのは、つるの剛士さん、芸人のノッチさん、神社巡拝家の佐々木優太さん。よく名の知れた方ばかりなので気が引けましたが、つるの剛士さんのやさしいリードのおかげで、楽しく講座を始めることができました。
パパツーにはとくに決まった型はありません。ただ現実的には、子どもを後ろに乗せて走るタンデム・ツーリングのスタイルになるのがふつう。
でもそこには、実際に経験してみないとなかなかわからない難題がいくつもひそんでいます。だからパパやママが子どもの安全を守りながらバイクに乗せ、子どもと一緒にバイクを楽しむためには、そのための知識が欠かせないのです。
また一口に子どもといっても、体格も性別も年齢も性格も千差万別。ですから、これさえ知っておけば誰でも万全というノウハウはありません。
パパツー講座では、最低限これだけは知っておいてほしい、ということをまとめていくつかお話することになりました。
たとえば、「タンデムしたい気持ちを伝え、子どもの気持ちを訊いてみる」「コミュニケーションをとりながら、子どもを後ろに乗せてみる」「子どもの気持ちや体調に常に気を配る」といったことは、当たり前のことですが、長年バイクになじんで暮らしてきたベテランライダーほど見落としがちなポイントです。
また、パパツーに出かけるときには、家族全員の承諾をとることが欠かせません。一緒に暮らす家族にかぎらず、おじいちゃんやおばあちゃんなど、ふだんから子どもを可愛がり、面倒をみてくれている人がいれば、きちんと承諾してもらうことが大切です。
子どもが安全・快適に楽しめるようにすることは、パパツーの重要ポイント。パパツーに役立つグッズはいろいろ市販されているので、そうした用品を活用して子どもを守ることもとても大切です。
●キッズのための可愛い電動バイク、ヨツバモトも登場!
安全と安心のため、パパツーの準備は念には念を入れたいもの。でも、どんなに周到に準備をしても、いきなり本物のバイクに乗せるのは不安だというパパもいるでしょう。
そんなときは、まずキッズ用のバイクに乗ることで、親子そろってバイクのある暮らしに慣れてゆくのもひとつの手です。
ヨツバモトは、そんな親子にぴったりのキッズ用電動バイク。ユニークな筒形ボディに走りの機能を凝縮したすっきりデザインで、電動ダートバイクの新しいスタイルを生み出しました。
キックバイクとキッズ用エンジンバイクの間をつなぐマシンとして、これからますます活躍してくれそうですね。
実際にヨツバモトを手に入れたつるの剛士さんの息子さんは、この可愛いマシンにすっかり夢中! エンデューロ・コースかというほどの難コースにも果敢にトライし、日々ライディングを楽しんでいるそうです。
将来、彼のような子どもたちが一流オフロード・レーサーになって、日本のモータースポーツ・シーンを支えてくれる日がくるのかもしれませんね。
パパツーが提案する子どもとのバイクライフは、子どもにとって刺激的で新しい体験になるのはもちろん、これまで一人でバイクを楽しんできたパパにとっても、新鮮な驚きと新しい楽しみをみつけるチャンスです。
バイクをよく知るライダーなら、愛する子どものために「より安全に、より楽しく」と願うのは自然なこと。でも考えてみたら、これってどんなライダーにとっても、バイクライフの基本中の基本ですよね。
パパツーは、ライダーが新しい発見と新しい喜びを手にするとともに、すべてのバイクライフの基本に立ち返るまたとないチャンスでもあるのです。
【「乗るのたの士 」 オールスタ ー感謝祭 概要】
日時:2020年 11 月 13 日(金) 14:00 スタート
開催地:トミンモーターランド(茨城県かすみがうら市西成井280)
(写真:高橋 克也/文:村上 菜つみ)
【関連リンク】
Youtubeチャンネル「つるの剛士の乗るのたの士」
https://www.youtube.com/watch?v=YiMukLcYQZA