パイオニアからカーナビ連動型の2カメラ式ドライブレコーダー「VREC-DS800DC」が新登場

■「楽ナビ」と接続することで、HD画質で確認できる「ドライブレコーダーリンクHD」に対応

あおり運転や重大な交通事故などにより、ドライブレコーダーの売れ筋は2万円前後の価格で、前後2カメラタイプが人気になっています。

パイオニアは、冬のボーナス商戦に向けて2020年12月に、カーナビ連動式の2カメラタイプのドライブレコーダーである「VREC-DS800DC」を発売するとアナウンスしました。「VREC-DS800DC」は、ドライブレコーダーで録画した映像をカーナビ画面で確認できる連動機能が搭載されているのが特徴です。

パイオニア ドライブレコーダー
パイオニアの2カメラ式ドライブレコーダー「VREC-DS800DC」

パイオニアのカーナビゲーション「楽ナビ」と接続することで、高精細なHD画質で確認可能な「ドライブレコーダーリンクHD」対応によりナビの画面上で同機をスムーズに操作できるほか、画面上のカメラ切換キーにより、録画映像の表示も切り換えられます(録画映像再生時はフロント映像とリヤ映像であるPinPの表示には未対応)。「ドライブレコーダーリンク」を搭載。

パイオニア 楽ナビ
「ダブルレコーディング機能」に対応する楽ナビの「AVIC-RQ911」

さらに、前後カメラで高感度、高画質な映像を録画できるのも美点です。200万画素の高画質フルHDカメラが搭載され、前方の映像だけでなく後方の映像も高画質で同時に録画できる「ダブルレコーディング機能」を用意。急な明るさの変化による白とびや黒つぶれを補正し、昼も夜も鮮明な映像を録画できる「WDR機能」も搭載されています。

加えて、夜間の録画に適したSONY製CMOSセンサーの「STARVIS」の搭載により、従来のドライブレコーダー(パイオニアの「VREC-DZ300」)と比べて、約100分の1の光量でも撮影が可能な「ナイトサイト」も採用。トンネルや街灯が少ない夜間の駐車時でも前後2カメラで鮮明な映像を録画することができます。

状況に応じてGセンサーを使い分けて衝撃を検知する「ダブルGセンサー」、24時間365日車を監視する「駐車監視機能(セキュリティモード)」も搭載されています。

「駐車監視機能(セキュリティモード)」は、駐車中に衝撃を検知した場合、前後のカメラで自動的に録画を開始し、次回ドライブレコーダーとカーナビを起動した際にカーナビの画面上に通知し、録画映像を確認できる機能です。また、エンジン停止後バッテリー電圧が設定より低い値になった際に、電源供給を停止する電圧監視機能、駐車監視機能の動作時間を設定できるタイマー機能も用意。

リヤカメラは防水・防塵設計になっているほか、シフトレバーと連動して後方映像を映し出す「リバース連動ビュー」も採用されています。なお、パイオニアのドライブレコーダー「VREC-DS800DC」の価格はオープン。実勢価格は4万円前後となっています(税別)。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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