人気は「アイサイトX」を搭載する「EX」!?新型SUBARUレヴォーグの価格は310万2000円〜409万2000円

■メーカー想定より高かったアイサイトX搭載のEXグレード

NEWレヴォーグ
いよいよ2020年10月15日、新型レヴォーグが発表されました。

すでにプレス向けにクローズドコースでの試乗会が開催されていた、SUBARUの新型レヴォーグ。2020年10月15日に発表されました。おおよその価格帯もアナウンス済みでしたが、車両本体価格は「GT」が310万2000円、「GT EX」が348万7000円、「GT-H」が332万2000円、 「GT-H EX」が370万7000円、「STI Sport」が370万7000円、「STI Sport EX」が409万2000円です。なお、渋滞時ハンズオフアシストや渋滞時発進アシスト、カーブ前速度制御、料金所前速度制御、アクティブレーンチェンジアシスト、ドライバー異常時対応システムからなる「アイサイトX」が搭載される「EX」の人気がメーカーの想定よりも高いとのこと。「アイサイトX」の装着率は、93%。先行予約台数は8290台と好調なスタートを切っています。

アイサイトX
予想通り、自動運転レベル2も可能となる(渋滞中の高速道路のみ)アイサイトX搭載車が人気のようです。

ベースとなるアイサイトも新世代に移行しています。360度センシングを実現し、安全性を向上させた「新世代アイサイト」が全車に標準装備され、 広角化された新開発のステレオカメラに加えて、前後4つのレーダーを組み合わせることで、 360度センシングを実現。さらに、ソフトウェアの性能向上や、タイムラグがなく作動する電動ブレーキブースターの採用などにより、これまで以上に幅広いシーンで安全運転をサポート。

新型レヴォーグのコクピット
新型レヴォーグのコクピット。
新型レヴォーグSTIのコクピット
新型レヴォーグSTIのコクピット。

新世代アイサイトの機能としては、出会い頭の衝突回避をサポートする「前側方プリクラッシュブレーキ」「前側方警戒アシスト」、約60km/h以上で走行時に、隣接車線の後方車両が接近しているにもかかわらず、車線変更を行おうとした場合や車線からはみ出しそうになった際、音と表示でドライバーに注意を喚起するとともに、ステアリング操作をアシストして車線からの逸脱を抑制する「エマージェンシーレーンキープアシスト」などが用意されます。

新型レヴォーグ
ツーリングワゴンとしての使い勝手にも注目です。

ほかにも、コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」の採用や「ドライブモードセレクト(STI Sport/STI Sport EXに搭載)」「11.6 インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム」「12.3 インチフル液晶メーター(アイサイトX搭載グレードに採用)」など、機能面や走りのモード切替など装備の充実ぶりも魅力です。

新型レヴォーグのエンジン
新型レヴォーグに搭載される新開発1.8L直噴ターボ“DIT”エンジン。

走りを重視する人にとって気になるのは、新開発の1.8L直噴ターボ“DIT”エンジンの仕上がりでしょう。サーキットなどで試乗した限り、トルク感、パワーフィールに不足はなく、新世代アイサイトと「アイサイトX」だけでも「買い」なのは間違いなく、貴重な国産スポーツワゴンで、しかも4WDという希有な存在ですから、気になる方はぜひ試乗をオススメします。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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