■「X1」に加えられた最近の変更を反映、キドニーグリルは大型化
BMWのコンパクトSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)、「X2」改良型プロトタイプを鮮明にカメラが捉えました。
X2は2018年、「X6」「X4」に続いて投入されたクーペSUVで、これが初の大幅改良となります。改良型では、弟分「X1」に加えられた最近の変更を反映し、スタイリングの更新とアップグレードされたテクノロジーを採用する予定です。
捉えたプロトタイプは、未だ厳重なカモフラージュがほどこされています。
しかし、現行型より広がった新LEDデイタイムランニングライトを装備、偽装されていますがキドニーグリルは明らかに大きく変更されている様子が伺えます。
ヘッドライトの下のLEDフォグランプはステッカーで、市販型では下部のエアインテークに統合されると予想されます。
また、リアエンドではディフューザー、ルーフスポイラーを刷新するほか、最終的にはテールライトのグラフィックもリフレッシュされることになりそうです。
コックピットでの大きなニュースとしては、iDriveインフォテインメントシステムが初めてタッチスクリーン機能を備えている可能性が高いことです。また新しいい室内装飾品、トリムオプションの設定、そしてより多くの安全キットとドライバー支援が利用可能になるはずです。
同社では、「X2 xDrive 25e」と呼ばれるプラグインハイブリッドモデルを欧州で発表したばかりです。これは最高出力125hpを発揮する1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステム合計220hp・最大トルク285Nmを発揮します。EVモードの航続距離は57km、最高速度135km/hのパフォーマンスを発揮しますが、これは改良型でもキャリオーバーされることになるでしょう。
この新しいPHEVバージョンに加え、最高出力140psを発揮する1.5リットル直列3気筒ターボエンジンを搭載する「xDrive 18i」、および最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン搭載の「xDrive 20i」のラインアップのパフォーマンスがわずかに改善される可能性があるようです。
X2改良型のデビューは、2021年内が有力といえそうです。
(APOLLO)