三菱eKクロス スペース、eKスペースに福祉車両の助手席ムービングシート仕様車を設定【新車】

■広いキャビンと乗降性の良さを活かした福祉車両

2020年9月17日三菱自動車は、軽自動車の中でも売れ筋ジャンルである、軽スーパーハイトワゴンのeKクロス スペース、eKスペースに、福祉車両の助手席ムービングシート仕様車を設定し、同日から発売しました。

背高モデルのeKクロス スペース、eKスペースは、広大なキャビンとラゲッジスペースにより福祉車両との相性も良く、しかも狭い道での取り回し、駐車のしやすさという利点もあります。

三菱eKクロス スペース eKスペース
三菱eKクロス スペース、eKスペースに設定された助手席ムービングシート仕様車

同社は、クルマによる移動の便利さ、快適さをより多くユーザーに届けるという考えのもと、1991年から多様な車種に福祉車両を設定し、「ハーティーランシリーズ」として販売されています。今回、eKクロス スペース、eKスペースに設定された「助手席ムービングシート仕様車」は、電動で助手席シートが回転し、スライドダウンするタイプで、車いすと車内の乗り降りの負担を軽減させることができます。

eKクロス スペース、eKスペースの「ハーティーランシリーズ」は、電動で助手席シートが回転し、車外へスライドダウンさせ、車いすの座面とほぼ同じ高さとすることで、乗降時の負担を軽減。また、eKクロス スペース、eKスペース広い車内と大きなフロントドア開口部により、頭上空間に余裕が生まれ、安心して乗り降りができます。

助手席ムービングシート仕様車
開口部の大きさを活かして良好な乗降性を確保する

さらに、助手席シートの回転時と昇降時に、着座姿勢を支える胸部固定ベルトをが装備され、安全性を確保。助手席シート組み込み式のアームレストおよびフットレストを採用することで、快適性の向上も図られています。

ほかにも、スライドダウン操作を手元で行えるリモコンスイッチや、ラゲッジスペースに車いす固定用ゴムネットを装備することで、使い勝手を向上。 メーカーオプション設定の先進安全パッケージや運転席側ハンズフリーオートスライドドアなども標準装備されています(一部グレードは除く)。

なお、回転機能を持つ助手席シートが装着されるため、前席はセパレートシートになります。

架装費用は44万8000円(消費税非課税)です。なお、44万8000円の架装費用を含めた参考価格は、eKクロススペース(ハイブリッド)の2WDが209万6000円、4WDが224万6000円。同じく架装費用込みの参考価格は、ハイブリッド/NAのeKスペースの2WDが188万3000円、4WDが213万8000円。ハイブリッド/ターボの2WDが210万3000円となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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