■初代S30型から現行のZ34型まで全モデルの中古車が流通している
様々なティザー動画が公開され、テンションがMAXまで盛り上がっている日産フェアレディZ。いよいよ、2020年9月16日にプロトタイプが公開されます。
そこで、ニューモデル公開直前のフェアレディZの中古車相場はどうなっているのでしょうか。歴代モデルをすべてチェックしてみました。
まずは2008年から販売されている現行モデル、Z34型から見てみましょう。クーペモデルの中古車の流通台数は約210台で、3カ月前の約290台から比べると減少傾向となっています。
流通している中古車の平均走行距離は3カ月前の約5万kmから現在は約4.8万kmへとわずかに減少しています。その一方で、平均価格は3カ月前の約201万円から現在は約223万円へ値上がり。現在も値上がりは現在進行形で、1年前の平均価格より現在は高値となっています。
Z34型フェアレディZのクーペモデルは値落ち傾向から値上がりへと動きが変わっています。中古車の価格帯は約90万〜約608万円です。
現行型のフェアレディZは2009年〜2014年にかけてオープンモデルのロードスターを販売していました。年式が新しいですが、Z34型ロードスターの中古車に流通台数はわずか14台というレアモデルです。
中古車の平均走行距離は3カ月前の約5万kmから現在は約4.7万kmへと減少していることもあり、平均価格も約242万円だった3カ月前から現在は約274万円とわずか3カ月で32万円も値上がりしています。
この1年間はほぼ横這いで推移してきましたが、2020年7月から値上がり傾向となり、現在も値上がり中です。中古車の価格帯は約135万〜約470万円(応談のぞく)です。
約2年間のブランクを経て、2002年に登場したのが先代モデルのZ33型フェアレディZです。2008年まで約6年間販売されたクーペモデルは歴代フェアレディZの中で約280台と最も豊富な流通台数となっています。しかし、3カ月前は約350台流通していたので、減少傾向となっているのは懸念されるところです。
中古車の平均走行距離は3カ月前が約8.4万km、現在は約8.7万kmまで延びているにも関わらず、平均価格は3カ月前の約71万円から現在は約80万円まで値上がりしています。
1年前の平均価格と比べても値上がり傾向となり、特に9月に入ってからの値上がり幅は暴騰と言えるぐらい大きなものとなっています。中古車の価格帯は約19万〜約430万円です。
先代のZ33型フェアレディZにもオープンモデルのロードスターが2003年〜2008年に販売されていました。中古車の流通台数は現在約58台で、3カ月前の約64台から減少傾向となっています。
中古車の平均走行距離は約7.8万km付近で横這いとなっていますが、平均価格は3カ月前の約89万円から現在は約99万円へと値上がりしています。
順調だった値落ち傾向から一転し、1年前の平均価格を上回ってしまいました。今後も値上がり傾向は続きそうです。中古車の価格帯は約48万〜約359万円です。