●東京からわずか20kmとは思えないノンビリしたムードが漂う施設
2匹のワンちゃんと暮らすライターが足を運んで、日本全国にある高速道路のSAに併設しているドッグランを紹介します!
PASAR守谷(ぱさーるもりや)(上り)は、茨城県守谷市に位置する常磐自動車道にあるサービスエリアで、一般道からの入場でき利用可能です。都心まで20km弱と、茨城県から都心へ向かう入口的存在の守谷SAは、旅の思い出があふれる賑わいのある場を目指し、2014年に「Pasar守谷」としてリニューアルオープンしました。
フランス料理で有名な「ジョエル・ロブション」などを展開するパン専門店が高速道路初出店となるベーカリー「守谷ベーカリー」や、厳選した惣菜、スウィーツ、和菓子なども取り揃える「いばらきまーけっと」など、地元の人気店などが集結しているのも見どころ。
守谷市の生産者が運営する生鮮野菜等の直売所「守谷SAやさい村」は、守谷市の畑で収穫された獲れたての直送野菜が購入できるため、終日にぎわっています。館内には、子ども達に人気のキッズスペースや、おむつ替えや授乳などが行えるベビーコーナーも完備。子ども連れのママさんにも優しいサービスエリアです。
お目当てのドッグランは、メインの建物から右手を進み「守谷SAやさい村」やトイレを過ぎると辿り着けます。小型犬専用と、中・大型犬専用の2つのエリアに分かれていて、両エリアをつなぐ共有出入り口スペースが設けてあります。
共有スペース内には、おしっこポールも設置。ここのおしっこポールは、ポールのスイッチを押すと水が流れておしっこを洗浄するタイプ。使用する度に水で流すことができるため清潔!高速道路のドッグランでは、珍しい設備なので感動してしまいます。
ペット専用の足洗い場もシャワー完備。その都度水を入れ替えられる水飲み場もあり、至れり尽くせりなスペースです。
もちろんうんちボックスもあります。フタがしっかり閉まっているので臭う心配もありません。
小型犬専用エリアは、道路側に位置しています。中・大型犬専用エリアとほぼ同じ広さで、長方形のフィールド。地面は、天然の芝生がまばらに生えていて小ぶりの草も混じっています。
所々に土が剥き出しになっている状態。芝生と土部分がまばらにある方が、ワンちゃんのお好みでお散歩できるというメリットもあるか?!
2カ所あるベンチのうち、1カ所は頑丈な屋根付きなので、日射しや突然の雨もしのげます。
中・大型犬専用エリアは、小型犬専用エリアに隣接しています。小型犬専用エリアとほぼ同じ環境ですが、やや芝生と草が多く繁っていました。電灯もあるため、夜間でも明るく安全に遊べるのはありがたいですね。
PASAR守谷(上り)のドッグランは、新しい設備で気持ちよく利用できます。他のサービスエリアではなかなか見られない、最新のおしっこポールや足洗い場もワンちゃんに体験してもらいましょう。
また、PASAR守谷は大型施設のため、フードコートやお土産屋さんだけでなく、野菜直売所やキッズ施設など、他のサービスエリアにはないサービスも充実しているため、ワンちゃんや子ども連れのファミリーにピッタリなスポットでしょう。
(文:高市智子/写真:萩原文博)
※この記事は2023年4月30日に追記・再編集しました。