■Vモーショングリルが露出。角張ったラインを取り入れ、ジュークやエクストレイルからデザイン継承
日産のグローバル・クロスオーバーSUV「キャシュカイ」次期型プロトタイプを、カメラがこれまでで最も鮮明に捉えました。
日本市場では、2007年から2014年までの7年間「デュアリス」として販売されていましたが、現在では「キャシュカイ」「ローグスポーツ」などの車名で海外で発売されているモデルです。
6月には、日産が公開した4カ年計画のティザームービー内にて、新型「フェアレディZ」らと一緒にシルエットが映されており、発表が迫っている様子がうかがえます。
これまでで最も鮮明に捉えたプロトタイプは、同社のアイデンティティ「Vモーショングリル」が露出、新グラフィックのLEDデイタイムランニングライト、シャープなヘッドライト、角張ったラインを取り入れ、「ジューク」や「ローグ」、新型「エクストレイル」とフロントマスクのデザインを共有する可能性もありそうです。
サイドビューでは、キックアップしたリアクォーターウィンドウのベルトラインが消滅しているように見えますが、偽装パネルにより隠されています。
次期型では、ルノー日産アライアンスの「CFM」プラットフォームを採用。マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドの両方に対応するとみられています。現段階では日産の「e-Power」システムを搭載、三菱のプラグインハイブリッド技術の導入が予想され、それに伴い、ディーゼルエンジンは廃止される可能性もありそうです。
また、今回初めてキャビン内の撮影に成功しました。クローズアップで捉えたコックピットは、多くが布で覆われてディテールは不明ですが、より大型のインフォテイメント・ディスプレイや、インフォテイメントパネル、最新のドライバーアシストシステムの搭載は間違いないでしょう。
新型キャシュカイのデビューは2020年後半と思われますが、同時に新型「ローグスポーツ」として北米市場に導入されるかは不明です。
(APOLLO)