■最高出力は歴代最強の1200psか!?
スペインを拠点とするスーパーカーブランド「イスパノ・スイザ」は、新型電気ハイパーカー「カルメン サグレラ」のティザーイメージを公開しました。
イスパノ・スイザは1902年に設立された名門ブランドです。その後、倒産・買収を経て2005年にはインドの「タタ・モーターズ」の傘下に入りました。2020年に「カルメン」、2021年に「カルメン・ブローニュ」を発表、これが2年ぶりの新型モデルとなります。
「サグレラ」の名は、イスパノ・スイザが1907年に最初の大規模工場を設立したバルセロナのラ サグレラ地区に由来しているといいます。
現在イスパノは、創立120周年を祝う準備を整えており、新型サグレラは、それを祝うモデルとなります。市販型では、改良されたエアロパッケージと、大型バッテリーパックを積むカルメンの進化型として、2024年6月に登場予定となっています。
ティザームービーでは、大型リアウイングに焦点を当てています。ウイングはカーボンファイバー製で、側面にはゴールドのアクセントがあり、中央の膨らみにつながっています。
特徴的な円形LEDテールライトを含むボディワークの残りの部分ですが、新しい派生モデルと並行して販売される既存のカルメン、およびカルメンブローニュと非常によく似ていることがわかります。
同社は、サグレラが、ブランドの「ハイパーラックス哲学を損なうことなく、以前のモデルよりもスポーティに見えるだろう」と述べています。また容量が103kWh(80kWhから増加)の大型バッテリーパックにより、航続距離が延長されるといいます。
同社は、完全電動パワートレインに関する情報を明らかにしていません。従来のカルメンは、デュアル電気モーターにより合計1020psを発揮しましたが、限定生産されたカルメン・ブローニュは1115psを発揮しました。サグレラでは、それをも超える1200ps以上となることが予想され、ワールドプレミアは2024年6月と思われます。