■「I」を稲妻に置き換えた新しい「GTI」ロゴ採用も
フォルクスワーゲンは現在、電動化へ加速していますが、バッテリー駆動の新しい「GTI」モデルについて現在わかっているすべてをまとめました。
同ブランドは2023年9月、ゴルフGTI次期型EVを示唆する「ID. GTIコンセプト」を公開、威厳のある3文字のバッジと未来的な機能を備えたスタイリッシュな5ドアでした。
現段階で電動GTIが発売されることは確定していますが、その詳細は明かされていません。
GTIコンセプトは、電子ディファレンシャルロックを備えた前輪に、動力を供給する一基の電気モーターを積む「ID.2オール」コンセプトに基づいています。
第9世代となる電動専用ゴルフ次期型は 2028年に登場し、同社の「SSP」プラットフォームを搭載しますが、GTI は、前輪駆動車用に設計された「MEB」エントリープラットフォーム上に高性能パワートレインを搭載しています。
昨年9月に発表したコンセプトは、シャープなフェイスと、スタイリッシュなリアエンドを備えた5ドアハッチバックでした。まだキャビン内の画像は公開されていませんが、スケッチでは、横向きのスリムな計器ディスプレイの前に、横長のステアリングホイールが装備されているほか、ダッシュボード中央にはインフォテインメントシステム用の大型ディスプレイが設置されています。量産型でもコンセプトに近いコクピットが期待できそうです。
新型パフォーマンスEVを何と呼ぶかについては明らかにしていませんが、「I」を稲妻に置き換えた新しい「GTI」ロゴを商標登録しており、量産型への採用も期待されます。
スペックも公式発表されていませんが、市販型ではフロントに搭載された282psの電気モーターによって駆動、航続距離は470マイル(756km)と予想されています。
注目の価格ですが、現行のICE搭載GTIの価格が3万3190ドル(約490万円)からとなっており、おそらく4万ドル(約590万円)程度まで値上がりしそうです。