ロータス「エミーラ」の後継EVスポーツカー、バッテリーをミッドシップ配置で2027年発売へ

■次世代アルピーヌ「A110 EV」と同じプラットフォーム採用

ロータスは現在、「エミーラ」後継モデルとなる、新型フルエレクトリックスポーツカー「タイプ135」(社内コード)を開発中ですが、その発売は2027年になる可能性が高いことがわかりました。

ロータス タイプ135 ティザーイメージ
ロータス タイプ135 ティザーイメージ

コードネーム「タイプ135」と呼ばれるモデルは、アルピーヌ「A110」の後継車と同じ軽量電気自動車アーキテクチャ「LEVA」を採用。他のEVとは異なり、タイプ135はバッテリーパックを床に設置せず、ミッドシップエンジンスタイルのレイアウトでフロントシートのすぐ後ろに配置される可能性が高いといいます。

これにより、馴染みのある重量配分とハンドリングバランスを提供しながら、従来のミッドシップエンジンスポーツカーと同じくらい低い位置にある車両を設計することが可能になります。

ロータス エミーラ
ロータス エミーラ

スペックは最高出力450ps程度を発揮するシングルモーターと最高出力800p以上が期待されるデュアルモーターを提供。後輪駆動がベースとなりますが、全輪駆動モデルも設定されると思われます。またバッテリーは66.4kWhと99.6kWhを用意、800ボルトの電気システムに対応することで急速充電が可能となります。

ロータスはタイプ135を年間10,000~15,000台販売する計画をもっていますが、これはエミーラの5,000台~6,000台をはるかに上回る数字です。

デザイン担当副社長ベン・ペイン氏は、タイプ135について「そのプロジェクトは現在フルペースで進んでいる」とトップギア誌に語っていますが、その市販車名は明かされていません。しかし、最高商務責任者のマイク・ジョンストン氏によると、同ブランドが過去の歴史的な名前を復活させる可能性もあると示唆しています。

ワールドプレミアは、発売に先駆け最速で2026年と予想、その車名にも大注目です。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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