RJ2023岡崎SSSはマシンと観客の距離がヨーロッパ並みに近いところが魅力!【フォーラムエイト・ラリージャパン2023】

■岡崎会場は豊田スタジアムに次ぐ第2の拠点

11月16日から19日まで開催されたFORUM8 RALLY JAPAN 2023 AICHI/GIFU。その3日目となる18日(土)のSS(スペシャルステージ)として設定されたのが岡崎SSS(スーパースペシャルステージ)です。

岡崎SSSを走る勝田貴元選手のマシン
岡崎SSSを走る勝田貴元選手のマシン

会場となる岡崎総合公園でのラリーマシンの競技走行が11時から13時ころまで設定され、さらに会場ではマシンのタイヤ交換も行われるとして、豊田スタジアムに次ぐ大きな拠点となりました。

岡崎会場の出展ブースエリア
岡崎会場の出展ブースエリア

そのため、多数訪れる来場者のために数多くのイベントやブース出展も行われていました。その中には自衛隊車両の乗車体験などもあり、大人も子どもも楽しめるものが数多く出展されています。

自衛隊車両も展示
自衛隊車両も展示
災害対策車レッドサラマンダー
災害対策車レッドサラマンダー

あの岡崎市にしかないという災害対策車のレッドサラマンダーも展示。レッドサラマンダーについては別の記事で紹介いたします。

また人数は限られましたが、はしご消防車のゴンドラの上からラリーの走行を見ることができるものもあり、抽選の倍率はものすごいものだったと聞きます。

●どこからでも見やすいコース設定で来場者大興奮

岡崎名物八兆味噌の樽がパイロン代わり
岡崎名物八兆味噌の樽がパイロン代わり

走行は総合体育館前の駐車場エリアをスタートし、公園の外周路を走行するものですが、駐車場エリアでのルート設定には、いわゆるパイロンの代わりに岡崎名物八丁味噌の樽の実物が置かれ、地域性をアピール。

そしてラリージャパン2023のどこのSSよりもマシンが間近に見られるというのも、岡崎会場の大きな魅力となりました。

岡崎SSSを走る勝田貴元選手のマシン
岡崎SSSを走る勝田貴元選手のマシン

山側の狭い外周路から広い道に出る交差点。そこのガードレールが観客とコースを区切る規制線となっているため、リエゾン区間並みに近い距離で、全開走行するラリーマシンを観ることが出来たのです。

この迫力にはガードレール脇位に陣取っていた観客の方々も大興奮。マシンが通るたびに大歓声が響き渡ります。

僅差でクラストップを維持する村田/梅本組GRヤリス
僅差でクラストップを維持する村田/梅本組GRヤリス

こういった興奮を味わうためにもモータースポーツは現場で観戦していただきたい、と筆者は強く思います。

特にラリーは身近な道を通る競技ですので、その感動はいっそう大きなものになります。

(写真・文:松永 和浩

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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