■電気モーターを後部に積み、最高出力282ps発揮
フォルクスワーゲンは現在、ブランド初となるゼロ・エミッション・エステート「ID.7ツアラー」を開発中ですが、そのプロトタイプが公式リークされました。
元々、フォルクスワーゲンはワゴンセグメントに積極的で、これまで60年にわたりワゴンモデルを発売してきましたが、ついにフルエレクトリックのステーションワゴンを導入する準備が整ったようです。
ID.7ツアラーは、ID.7セダンのより実用的なバージョンとなり、「パサート ヴァリアント」のフルEVバージョンとも言えそうです。
そのなめらかなフォルムを特徴とするID.7ツアラーの抗力係数は0.24で、Cd値が0.23の電気セダンよりもわずかに劣るだけです。
「MEB」プラットフォームに乗るID.7ツアラーの荷室容量は545Lで、後部座席を倒すと、最大1,714Lの容積を提供、パサートヴァリアントの690L、後部座席を倒した状態の1,920Lより劣ります。
ID.7ツアラーのパワートレインに関する情報はありませんが、ID.7セダンと共有すると思われます。つまり、電気モーターを後部に積み、最高出力282psを発揮、77kWhと89kWhのバッテリーを搭載、WLTPで測定した航続距離は最大430マイル(692km)と予想されます。
同ブランドでは、今後数ヵ月以内に、さらなる情報と新ティザーイメージを公開すると発表しており、2024年にワールドプレミアを予定、ID.7セダンと同様に、ツアラーもドイツにあるフォルクスワーゲンのエムデン工場で生産されます。