■WRXとSTIのギャップを埋める可能性も
米・スバルは、「WRX」に新たに導入される「TR」の発表を直前に控えていますが、その最新ティザーイメージが公開されました。
新たに公開されたのは、標準装備されると思われる「RECARO」シートです。スバルはTRが「よりシャープで、より愛好家を重視した」モデルであると発表、期待が高まっています。
TRは、スバル・モータースポーツのドライバーであるトラビス・パストラーナ氏と、プロスケートボーダーのカリスマ、バッキー・ラセック氏により開発が進められたモデルといいます。
詳細は明らかにされていませんが、先日公開されたティザーイメージでは、18~19インチと見られるライトガンメタル仕上げのホイールと、赤いブレンボ製ブレーキキャリパーが見てとれます。
2023年のWRXでは、2.4リットル水平対向4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載。最高出力は271psを発揮し、「スバルグローバルプラットフォーム」に切り替わったことにより、従来モデルと比較してねじり剛性が28%向上、サスペンションポイントの剛性が75%向上しました。
現在「WRX」「プレミアム」「リミテッド」「GT」 の4つのグレードが存在しており、最高級のグレードには、コンフォート、ノーマル、スポーツ設定の電子制御ダンパーが装備されています。
現段階で「TR」がどの位置に置かれるか不明ですが、新世代WRXにSTIバージョンが導入されていないことなどからも、このTRがWRXとSTIのギャップを埋める可能性もありそうです。
WRX TRのワールドプレミアは、2023年10月7日に予定されています。