■ドライブモードの選択やアンビエント照明の微調整が可能
フォルクスワーゲン(VW)が現在開発を進める人気クロスオーバーSUV「ティグアン」次期型に、斬新でオシャレな小型ディスプレイ付きダイヤルを搭載することを発表しました。
この次期型で、もっとも開発に時間をかけたといわれるインテリアですが、なかでも注目は、斬新な小型スクリーンを備えるダイヤルスイッチ。このダイヤルで、ドライブモードの選択、ステレオボリュームの変更、アンビエント照明の微調整が可能になります。
またコクピットには、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと大型インフォテインメントスクリーンを装備。下位グレードには12.9インチのディスプレイが搭載され、上位グレードには15インチのセットアップが搭載されるほか、ヘッドアップディスプレイも搭載される予定です。
次期型では、従来モデルよりも滑らかなスタイリングを採用。 ヘッドライトのレイアウトはID.4に似ており、HDマトリックスヘッドライトがオプション設定されます。またフロントグリルには、3本の水平バーと、外側の端に垂直のインテークが配置されているほか、スプリッターの上にスリムな給気口もあります。
プラットフォームには「MQB Evo」を採用、全長は32mm(1.25インチ)長くなり、4,551mm(179.1インチ)になると公式発表されています。全高も5mm(0.2インチ)高くなり1,640mm(64.5インチ)となりますが、全幅とホイールベースはそれぞれ1,939mm(76.3インチ)と2,681mm(105.5インチ)で変更されません。
パワートレインのメインは、2つのPHEVパワートレインとなりそうです。1つは最高出力201ps、もう1つは最高出力268psを発揮します。次期型では、バッテリー容量は10.4kWhから18.5kWhへ大型化、これにより、EV航続距離は現在の30マイル(50km)から最大75マイル(120km)へと大幅に向上、初めて高速AC充電を提供します。
ティグアン次期型のワールドプレミアは、2023年秋で、2024年第1四半期に欧州で発売予定となっています。