Avantiの新型予想CG 的中率は? GRカローラ・アクアGRスポーツ編【夏休み企画】

■これまでに公開した新型車予想CGの完成度を検証

トヨタ「GRカローラ」のエクステリア
トヨタ「GRカローラ」のエクステリア

先回お届けしたトヨタ「クラウン・プリウス編」に続き、今回は「GRカローラ」と「アクアGRスポーツ」の新型車予想CGについて検証してみたいと思います。

両車は共にトヨタを代表するコンパクト・スポーツモデルであり、スタイリング自体が性能・機能を体現しており、市場での注目度も非常に高い傾向にあります。

●GRカローラ(2022年04月1日ワールドプレミア)

それでは早速、GRカローラの予想CGから検証してみましょう。

トヨタ「GRカローラ」のサイドビュー
トヨタ「GRカローラ」のサイドビュー

同車は2022年4月1日に米国でワールドプレミア後、6月1日に日本仕様を発表。

当初は一般販売を予定していたものの、新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響などにより、2022年12月2日に抽選方式による申込受付(限定500台)に変更された経緯があります。

その後、2023年8月に再び抽選方式で550台の追加受付を予定するなど、一般販売が実現しないまま現在に至っており、結果的にGRカローラの稀少度が増しています。

GRカローラ(下)と予想CG比較
GRカローラ(下)と予想CG比較

そうしたなか、クリッカーでは2020年4月、高性能ハッチバック「GRカローラ」は、米国仕様のフロントマスクでデビュー!?で同車の登場をいち早く予想。

「GRカローラ」が誕生!? トヨタ・カローラが今秋ビッグマイナーチェンジか?の記事にGRカローラの予想CGを掲載しました。

GRヤリスのフロントマスク
GRヤリスのフロントマスク

輸出仕様のヘッドランプや、先にデビューしたGRヤリスのロアグリル&サイドダクトなどを参考に作成したもので、中でもボリューム感のあるGRカローラ専用の別体式リヤフェンダーについては実車に迫ることが出来たのでは?と思っています。

一方、実車との主な相違点としては、ヘッドランプ仕様が国内マイチェン仕様と共通だったことや、フード上にはエアダクトが無くフェンダーサイドに設定されていたこと、フォグランプの搭載位置が異なる点などが挙げられます。

●アクアGR SPORT(2022年11月29日発売)

続いてアクアGRスポーツの予想CGを検証してみましょう。

アクアGRスポーツ(下)と標準モデル比較
アクアGRスポーツ(下)と標準モデル比較

2021年7月に、10年ぶりのフルモデルチェンジにより2代目へと移行したコンパクト・ハイブリッドカー、トヨタ「アクア」。

GRスポーツ仕様についてはトヨタ・アクアに「GRスポーツ」が登場!? ヤリス クロスに先行か?の記事で発売9ヶ月前に予想CGを掲載しています。

同CGでは、左右ヘッドランプ間をアッパーグリルで繋ぎ、GRヤリスのロアグリルを参考にフロントマスクを構成。

アクアGRスポーツ(下)と予想CG比較
アクアGRスポーツ(下)と予想CG比較

しかし、予想CGのフロントマスクが上級の「GRアクア」を連想させる無骨なイメージなのに対し、実車は「GRスポーツ」に相応しい上品な表情に仕立てられており、アロイホイールの意匠についても同様な配慮が窺えます。

標準グレードのフロントマスクがかなり個性的なデザインだけに、GRスポーツの方がまとまりの良い面も。

そうした意味で「GR」のエッセンスを上手く取り入れたアクア「GRスポーツ」はデザイン的によく吟味された一台と言えそうです。

性能面ではボディ補強や引締められた足まわりに加え、バイポーラ型ニッケル水素電池採用により、GRスポーツらしいキビキビとしたスポーティな走りを手に入れています。

ちなみにアクアの車両サイズは全長4,050×全幅1,695×全高1,485mmと、ヤリス(全長3,940×全幅1,695×全高1,500mm)のそれに非常に近いことから、「GRヤリス」に相当する「GRアクア」が登場する可能性は限り無く低いため、このGRスポーツはZグレード+19.5万円で買えるアクアの中でもお薦めモデルと言えます。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

トヨタ GRカローラ
https://toyota.jp/grcorolla/

トヨタ アクア GRスポーツ
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/aquagrs/

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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