■ヤマダデンキは、EV用充電器や「V2H(Vehicle to Home)」の販売やサービスを強化
三菱自動車とヤマダデンキは、2023年7月4日(火)からヤマダデンキの神奈川県、埼玉県の計5店舗において、三菱自動車の軽バッテリーEV(BEV)のeKクロス EV、軽商用EVのミニキャブ・ミーブの法人向け新車販売を開始すると発表しました。
5店舗は、テックランド横浜本店、テックランド横浜泉店、家電住まいる館YAMADA戸塚店、テックランド大宮宮前本店、Tecc LIFE SELECT 春日部本店です。
両社は、いままでもEV販売で協業したことがあり、2010年にはヤマダデンキの一部店舗で、アイ・ミーブの新車販売を行っていました。
今回の協業では、三菱自動車の国内販売子会社である東日本三菱自動車販売の営業地域で、法人向け自動車販売を手掛けるヤマダデンキの5店舗で新車販売をスタート。
今後は、販売店舗を11店舗まで増やす計画となっています。
購入後のアフターサービスは、東日本三菱との連携の下、ヤマダデンキがパートナーと構築している整備ネットワークが受け持ちます。
三菱自動車は、eKクロス EVと軽商用EVのミニキャブ・ミーブという、身近なBEVの商品ラインアップが揃ったタイミングを機に、EV周辺設備に関するビジネスノウハウを持つヤマダデンキと再び協業。ユーザーにBEV活用の提案と利便性の高いサービスを提供することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献したいとしています。
一方のヤマダデンキは、「創造と挑戦」の理念のもと、BEVを「21世紀の新しい家電」と位置づける新たな発想とサービスの融合を掲げています。
これまで、EV周辺事業であるバッテリーチャージング事業、スマートハウス事業、自動車整備事業(ヤマダ車検)など、次世代モビリティとビジネスの構築を推進。
三菱自動車と再び協業することで、同事業の中心商材であるBEVの取り扱いが開始されるこのタイミングで、これまで培ったEV用充電器、太陽光発電システム、「V2H(Vehicle to Home)」の販売、設置工事請負事業、自動車整備などの周辺サービス事業をスケールアップ。
顧客には、家電業界で日本最大級の店舗ネットワークの強みを生かした「EVのワンストップサービス」が提供されることになります。
(塚田 勝弘)