鉄道ファンからの愛称「185(いっぱーご)」が列車名となって運行! 185系が形式を列車名にして伊豆特急に復活

■2年振りの185系伊豆特急

JR東日本横浜支社は、2023年7月、8月に185系電車を使用した特急「185(いっぱーご)」を、横浜〜伊東間で運転することを発表しました。

特急「185(いっぱーご)」に使用される185系特急形電車
特急「185(いっぱーご)」に使用される185系特急形電車

185系電車は伊豆特急用として1981年に登場しました。185系は急行「伊豆」で暫定デビューした後、1981年10月から2021年3月まで約40年間、特急「踊り子」で活躍しました。

伊豆への特急「踊り子」として活躍していた頃の185系
伊豆への特急「踊り子」として活躍していた頃の185系

185系は後継車に置き換えられて、2021年3月で定期運用を終了しました。しかし、現在も根強い人気があります。

JR東日本横浜支社は、当時の185系電車の雰囲気を楽しんでもらうために、特急「185(いっぱーご)」を設定しました。列車名のいっぱーごは、鉄道ファンから親しみを込めて呼ばれている185系の愛称です。

185を「いっぱーご」と読みます
185を「いっぱーご」と読みます

特急「185(いっぱーご)」の運転日は7月12日、19日、8月23日、30日。

運転時刻は以下の通り。

・横浜 11時50分→伊東 13時16分
・伊東 14時41分→横浜 16時5分

前代未聞の特急「185(いっぱーご)」はツアー列車ではなく、臨時列車として運行するので、特急券はみどりの窓口、指定席券売機、えきねっとで発売。

みどりの窓口、指定席券売機では7月12日運転分を6月16日14時から、それ以外の運転分を利用日1ヵ月前の10時から発売開始します。えきねっとは1ヵ月と7日前から予約受付を開始。ただし、7月12日、19日分は6月16日14時から予約受付を開始します。

40年間、伊豆特急で活躍した185系の特急が2年半ぶりに復活するということで、鉄道ファンでなくとも懐かしく感じる人は多いはず。運転日の沿線は盛り上がりそうです。

(ぬまっち)

この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛) 近影

ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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