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■給油時に会員割引やカード特典を使う人が最多
ここ数年続いているガソリン価格の高騰。特に、クルマをよく利用する人などにとっては、お財布が苦しくなるなどで困っている人も多いでしょう。
しかも政府は、2022年1月から導入していた補助金(燃料油価格激変緩和補助金)について、現在、補助金の上限額を段階的に減少させていて、2023年9月末に終了させる方針を打ち出しています。
いつまで続くか分からないガソリン価格の上昇ですが、一般のドライバーはいくらくらいの価格で「高い」と感じているのでしょうか?
また、給油時にガソリンが高い場合などの対策として、何か工夫をしているのでしょうか?
これについて、パーク24がアンケート調査の結果を発表したので、ご紹介しましょう。
●ガソリンが高くてもクルマの利用頻度が「変わらない」人が56%
今回の調査は、2023年2月16日〜2023年2月22日の期間、パーク24が運営するタイムズクラブの会員5949名に対し、インターネットにより実施したものです。
調査では、まず、ガソリン価格によるクルマの利用頻度について質問。結果は、
1位:「変わらない」 56%
2位:「変えたいが変えられなかった」 27%
3位:「変わった」 18%
となり、「変わらない」または「変えたいが変えられなかった」という人が全体の83%を占める結果となりました。
また、「変えたいが変えられなかった」「変わらなかった」と回答した理由で、トップ3は以下の通りになったそうです。
1位:「クルマでの移動に利便性を感じる」36%
2位:「通勤・通学などでクルマを利用している」 28%
3位:「クルマでの移動が好き」 12%
ちなみに、クルマを保有している人では「通勤・通学などでクルマを利用している」が最多に。クルマの利用が日常生活の一部となっているため「変えたいが変えられなかった」または「変わらなかった」と回答したことがうかがえます。
●高いと感じるレギュラーガソリン価格は2年連続「150円以上」
次に、調査では、高いと感じるレギュラーガソリン価格について質問。トップ5は以下の通りになりました。
1位:「150円以上」 29%
2位:「140円以上」 19%
3位:「160円以上」 17%
4位:「130円以上」 14%
5位:「120円以上」 13%
なお、「150円以上」を高いと感じる人が最多だったのは、2022年の調査と同じで2年連続1位となったそうです。
また、2016年〜2019年のアンケートでは「120円以上」〜「140円以上」の割合が7割以上だったのに対し、2022年以降は半数以下に低下したのだとか。おそらく、ガソリン価格の上昇が長年続いていることで、高いと感じる感じる価格にも変化が出てきているのかもしれませんね。
●ガソリン価格が高いと感じる時にする工夫は?
さらに、調査では、クルマの保有者(3080名)に、ガソリン価格が高いと感じる時にする工夫について質問(複数回答可)。トップ5は以下の通りになりました。
1位:「給油時に会員割引やカード特典を活用する」 56%
2位:「少しでも安いガソリンスタンドを探して給油する」 50%
3位:「急加速・急減速などを避けたエコドライブ を心がける」 40%
4位:「クルマの利用を控える」 12%
5位:「クルマをメンテナンスすることで燃費を向上させる」 12%
「給油時に会員割引やカード特典を活用する」が半数以上、「少しでも安いガソリンスタンドを探して給油する」も半数を占めていますね。
ちなみに、筆者は「給油時に会員割引やカード特典を活用する」派。自宅近くにあるガソリンスタンドで、そこが属する石油会社で発行しているクレジットカードやスマホ・アプリなどを利用しています。
ガソリン代の支払いに石油会社のクレジットカードを使うことで、たまに割引がありますし、アプリでは1リッターあたり3円〜5円の割引クーポンなども発行されることがあるので、特に、給油量が多めのときに利用したりします(クーポンには有効期限があり、それを過ぎてしまうと無効になる時もありますが、本末転倒にならないよう、給油が不用なのに無理に使わないようにしています)。
ともあれ、ガソリン価格の上昇がなかなか収まらない昨今、皆さんさまざまな工夫や努力をしているようですね。
(文:平塚 直樹 *写真はすべてイメージです)