■バッテリー用のスペース増加で大型の111kWhのバッテリー搭載も
フォルクスワーゲン(VW)は現在、ミニバン「ID.Buzz」に設定される派生ロングバージョンを、6月2日に米国カリフォルニア州で開催する「インターナショナル・フォルクスワーゲン・バス・デイ」にてワールドプレミアすることがわかりました。
この日、VWグループ・オブ・アメリカの最高コミュニケーション責任者であるキャメロン・バッテン氏は、「バス、ブリス、コンビと呼ばれるにせよ、タイプ2が現代文化に遺した遺産は比類なきものです」と、ID.Buzzの祖先モデルに敬意を払いました。
夏を感じさせる2点のティザーケッチでは、オレンジとホワイトの2トーン、イエローとホワイトの2トーンカラーのID.Buzzがワーゲンバスとともに描かれています。
LWB(ロングホイールベース)バージョンは、2列5人乗りのベースモデルよりも約30cm(10.6インチ)ストレッチされ、全長約5m、2/3/2のシートレイアウトで最大7人が乗車できるといいます。
既存のベースモデルでは、82kWhバッテリーを積み、1回の充電で最大263マイル(423km)の航続距離を誇りますが、ロングホイールベースバージョンでは、バッテリー用のスペースが増えるため、より大型の111kWhのバッテリー搭載や、「ID.7」でデビューした新開発の「APP550ドライブユニット」が提供される可能性もありそうです。