クルマで副業! 意外と儲かるかもしれない自動車系ビジネス4選

●クルマ好きなら一度はやってみたい副業4選

自動車系の副業は儲かる?
自動車系の副業は儲かる?

2018年1月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を改訂しました。副業を制限する規定が削除され、副業解禁の動きが広がったのです。

クルマ好きならクルマに関する副業で稼ぎたいと思っている方も少なくないはず。

そのようなニーズに応えるべく、今回は意外と儲かる自動車系ビジネスをご紹介します。

●副業するうえで注意しなければならないこと

副業によって得た収入が20万円以下の場合は、所得税に関係する確定申告は不要
副業によって得た収入が20万円以下の場合は、所得税に関係する確定申告は不要

副業を始めるにあたって、ルールを把握しておくことが重要です。

まずは、ご自身が社会人で会社勤めの場合、会社の就業規則を確認して、報告義務の有無や競合禁止に当たらないかなど、勤務先のルールを確認しましょう。

また、税金の取り扱いにも注意が必要です。副業によって得た収入は、所得税と住民税の両方に影響を及ぼします。所得税は国税であり、住民税は地方自治体が課税します。

具体的には、副業での所得が20万円以下の場合は所得税に関係する確定申告は不要ですが、市区町村に支払う住民税に関しては、20万円といった金額での線引きはないため、地方自治体に申告しなくてはなりません。

副業を通じて得た収入に関して、法的なトラブルや経済的なリスクを回避するために、しっかりとルールを把握したうえで自動車系ビジネスを探しましょう。

●レンタカー回送

レンタカー回送は、クルマに関連した副業の1つです。必要な資格はクルマの運転免許で、時給は約1,000円~が相場となっています。業務内容は、レンタカーを指示された場所へ移動させるというシンプルなものです。

レンタカー会社では、需要のある営業所へクルマを供給するために、営業所間でのクルマの回送が必要になります。回送ドライバーとして、レンタカー会社から指示を受け、指定された場所から車両を受け取り、目的地へ運転します。

●運転代行

地方では居酒屋までクルマで向かい、帰りは代行サービスを利用する人が多い
地方では居酒屋までクルマで向かい、帰りは代行サービスを利用する人が多い

運転代行は、飲酒した人や体調不良の人に代わって、その人のクルマを運転して自宅に送り届ける仕事です。

利用者を乗せてクルマを運転する場合、タクシー運転手と同じように、普通自動車第二種免許が必要になります。運転代行は通常2人1組で行い、1人が利用者のクルマを運転し、もう1人は自分のクルマや用意された随伴車を運転し、利用者を送り届けた後、2人で随伴車に乗って戻ります。

随伴車のみを運転する場合は2種免許は必要なく、1種免許しか保有していない方でも仕事ができるのが特徴です。

時給は1,000円~が相場ですが、2種免許を保有している方はもちろん高くなります。勤務時間帯は夜から深夜になることが多いため、本業に支障が出ないように取り組むことが重要といえるでしょう。

●軽貨物運送

軽貨物運送とは、三輪以上の軽自動車および二輪の自動車(125cc以上)を使用して貨物を運送する事業をさす
軽貨物運送とは、三輪以上の軽自動車および二輪の自動車(125cc以上)を使用して貨物を運送する事業をさす

軽トラックなどの軽貨物を使用して荷物を運ぶ仕事です。近年では、ネットショッピングの利用率が上昇しており、軽貨物運送のドライバーの需要も高まっています。

一般的には、管轄の税務署に開業届を提出し、個人事業主として運送会社から仕事を受託します。

軽貨物運送を始めるにあたっては、クルマを用意するだけでなく、燃料代や整備代などの経費も自分で工面する必要があることを覚えておきましょう。また、運輸支局に貨物軽自動車運送事業経営届出書など各種書類を提出する必要もあるため、ほかの副業と違って始めるまでの手続きがやや多いかもしれません。

一方で、収入は時給で計算されるのではなく、運んだ荷物の個数で計算されるため、運べば運ぶほど収入が増えるのが魅力です。

●カーシェアリング

自分がクルマに乗らない時間、他人へ貸し出すことで収入を得るビジネス
自分がクルマに乗らない時間、他人へ貸し出すことで収入を得るビジネス

最近流行っているシェアリングエコノミーの1つにカーシェアリングがあります。自分のクルマを他人に貸し出すことで収入を得ることができるビジネスモデルです。

1時間500円、1日5000円程度から自分のクルマを貸し出すことが可能で、手数料を差し引いた額が収入になります。

副業としてカーシェアリングを行うには、まず最初にカーシェアリングプラットフォームに登録します。自分のクルマを利用したい人々がプラットフォーム上で予約し、あなたのクルマを利用することができるようになるのです。

自分がクルマに乗らない時間に他人に貸し出すことで収入を得られる点が魅力です。一方で、プラットフォームを介しているとはいえ、個人間でのクルマの貸し借りとなるため、トラブルを避けるためにも利用する際は慎重に検討しましょう。


今回は自動車系ビジネスをご紹介しました。

興味を持った副業があれば、それぞれの注意点を把握したうえで自分に合った副業を始めてみてはいかがですか?

(鈴木 僚太[ピーコックブルー])

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