■ICE搭載モデルは奇数番号になり、フルエレクトリックは偶数番号へ
アウディは現在、欧州Dセグメントの主力モデル「A4」次期型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
A4次期型は「A5」に改名されることが濃厚で、同じことが「A7」と名付けられる「A6」にも当てはまります。
その理由は、車名のスキームを整理しようとするアウディの野心だといいます。
現在わかっているのは、内燃エンジンを搭載した従来のクルマは奇数の番号になり、全電気自動車は偶数の番号になるということです。また、新生A5ではセダンは廃止され、ワゴンとスポーツバックのみの提供になると予想されています。
ニュルブルクリンクの高速テストを捉えたプロトタイプは、カモフラージュが徐々に落とされているものの、ディテールは隠されています。
しかし、フロントエンドには生産型ヘッドライトを装備、メインライトの上に連続したライトストリップを配置する代わりに、LEDブロックが高い位置に確認できます。またバンパーには、下向きの傾斜する三角のエッジを備え得たワイドエアインテークが装備されています。
リアエンドでは、現行型よりかなりスリムに新設計されたLEDテールライトの一部が露出、おそらくストリップライトバーで接続されるはずです。また、リアゲート開口部は角に丸みをもたせているほか、バンパーには角張ったデュアルエキゾーストパイプがインストールされています。
内部では、独立したデジタルインストルメントクラスターと、フローティングインフォテインメントシステムを搭載すると見られるほか、新設計されたステアリングホイールと、S4/5パワートレイン用の、Q4のようなシフターを備えるセンターコンソールも期待できるでしょう
新生A5のパワートレインは、同ブランドが開発した2.0リットル直列4気筒「EA888」ガソリンターボユニット第5世代バージョンになると予想されます。
2008年に初めて導入されたこのシステムは、新たに開発された燃料噴射システムや微粒子フィルターシステムなど、多くのイノベーションにより、厳格な新しい Euro7排出規制を満たすように再設計されています。
A5用に作り直されたこの燃焼エンジンは、7速デュアルクラッチまたは8速トルクコンバーター自動ギアボックスのいずれかに組み合わされるように設計されており、最大の効率を保証、排出ガスを可能な限り低減します。また48Vマイルドハイブリッド技術が搭載されることが濃厚です。
A4後継モデルとなる新A5のワールドプレミアは、2023年後半と予想されます。