ルノー「キャプチャー」改良型は内部が進化。三菱「ASX」より先行してデビューへ

■ブランド最新の「OpenRインフォテインメントシステム」搭載

ルノーのベストセラー・クロスオーバーSUV、「キャプチャー」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ルノー キャプチャー 改良型 プロトタイプ スパイショット
ルノー キャプチャー 改良型 プロトタイプ スパイショット

第2世代となる現行型キャプチャー(JE型)は2019年に登場、これが初の大幅改良となります。

2022年9月に、三菱自動車の欧州部門がルノー、日産、三菱アライアンスの提携を生かし、ルノーから「キャプチャー」のOEM供給を受け「ASX」として発売。

改良型では、もちろんキャプチャーが先行公開され、今後の欧州ASX改良型のデザインプレビューとなるでしょう。

ルノー キャプチャー 改良型 プロトタイプ スパイショット
ルノー キャプチャー 改良型 プロトタイプ スパイショット

南ヨーロッパ山中で捉えたプロトタイプは、ボディ前後、リアクォーターパネル、リアサイドウインドウをカモフラージュ。

フロントエンドでは、現行型よりかなりスリムなデザインを採用、LEDデイタイムランニングライトも刷新されることが濃厚なほか、ボンネットがより滑らかに見えますが、迷彩のせいでこのように見えるだけかもしれません。

リアエンドでは、同じナンバープレートホルダーとリフレクターの配置が見えますが、バンパー、LEDテールライトのグラフィック、テールゲート開口部なども新設計される可能性もありそうです。

キャビン内では、ダッシュボードパネル、シート、ドアカード、ボタン、ノブなどは引き継がれます。しかし、縦向きのデザインと、新しいデジタルインストルメントクラスターを備え、アップデートされたブランドの最新の「OpenRインフォテインメントシステム」を搭載すると予想されます。

ルノー キャプチャー 改良型 プロトタイプ スパイショット
ルノー キャプチャー 改良型 プロトタイプ スパイショット

また、新しいセンターコンソールやステアリングホイールも期待できるほか、改訂された安全装備と新しい技術設備の可能性がありそうです。

パワートレインは、現在の「BlueHDI」ディーゼルが廃止され、1.0リットル直列3気筒ガソリンエンジンとLPGが提供される可能性があるほか、従来のハイブリッドとプラグインハイブリッドバージョンもカードにあるはずです。が、フルエレクトリックバージョンはラインアップに加わる兆候はありません。

キャプチャー改良型のワールドプレミアは、早ければ2023年内と予想されています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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