子供達に大人気! 大井川鐵道「きかんしゃトーマス号」が2023年の運行を開始

■きかんしゃトーマスと仲間たちに会えるイベント

●今年はGWからクリスマスまで運行

大井川鐵道で毎年運行していて子供達に大人気の「きかんしゃトーマス号」。2023年も4月29日から運行が始まりました。

子供達に大人気の「きかんしゃトーマス号」が今年も運行を開始しました
子供達に大人気の「きかんしゃトーマス号」が今年も運行を開始しました

運転開始当初は夏のみの運行でしたが、年を追うごとに運行期間が延び、今年はGWからクリスマス(12月25日)までの金〜月曜日を中心に、5月第1週、8月第2・3週、9月第4週は火〜木曜日も運行する予定です。

現在大井川鐵道は昨年の台風の影響により家山〜千頭間が運休となっているため、「きかんしゃトーマス号」は新金谷〜家山間を1往復する遊覧運転で営業。

午前(新金谷10時38分発)と午後(新金谷14時14分発)の2往復を運行しています。なお、復路は電気機関車が牽引し、「トーマス」は最後尾に連結されます。

復路は「トーマス」が最後尾になります
復路は「トーマス」が最後尾になります

「きかんしゃトーマス号」の乗車方法はローソンチケットによる申し込みが基本です。4〜6月分の受付はすでに終了。

7〜9月分は4月28日〜5月5日に1次抽選、5月19〜26日に2次抽選を受け付け。10〜12月分は7月21〜28日に1次抽選、8月11〜18日に2次抽選を受け付けます。

なお、キャンセルなどが発生した場合は、大井川鐵道にて直前チケット、当日チケットを販売する場合があります。そのほかツアーも各種用意しています。

新金谷〜家山間では「バスのバーティー」も遊覧運転します。午前(新金谷10時30分発)と午後(新金谷14時10分)の便を設定し、「きかんしゃトーマス号」の乗車とセットになったツアー形式で販売します。

「バスのバーティー」は「きかんしゃトーマス号」とセットのツアーで販売。線路と道路からの景色を楽しめます
「バスのバーティー」は「きかんしゃトーマス号」とセットのツアーで販売。線路と道路からの景色を楽しめます

7月14日・8月4日・9月1日は「きかんしゃトーマス号」「バスのバーティー」のイブニング特別運転を新金谷〜家山間で行います。新金谷駅の発車時刻は17時53分発で、普段と違う雰囲気を体験することができそうです。

テレビで秘境路線として紹介されている井川線では「きかんしゃトビー号」を運行します。こちらは千頭〜奥泉間を往復する遊覧運行を実施。午前(千頭発10時44分)と午後(千頭発14時5分)の2往復を運転します。

井川線を運行する「きかんしゃトビー号」。「トビー」は箱形のディーゼル機関車です
井川線を運行する「きかんしゃトビー号」。「トビー」は箱形のディーゼル機関車です

「きかんしゃトビー号」の乗車はパッケージツアーが基本ですが、空席がある場合は千頭駅で当日券を発売します。

6〜9月には「2かいだてバスのバルジー」を静岡〜新金谷間で実施します。

「2かいだてバスのバルジー」(2021年撮影)
「2かいだてバスのバルジー」(2021年撮影)

「2かいだてバスのバルジー」は「きかんしゃトーマス号」とセットとなったツアーで販売します。


●イベントの「トーマスフェア」は新金谷・千頭で開催

「トーマス」の転車作業実演は1日2回実施します
「トーマス」の転車作業実演は1日2回実施します

「きかんしゃトーマス号」の運行日にはイベントの「トーマスフェア」も開催。会場は新金谷駅のメイン会場と千頭駅のサテライト会場の2か所となります。

朝は車両工場で整備中の「トーマス」を見学することができます
朝は車両工場で整備中の「トーマス」を見学することができます

新金谷駅のメイン会場では「きかんしゃトーマス号」の整備風景が見られるほか、12時10分、15時40分の2回、転車台での転車作業を実演します。

メイン会場で展示されている「とくしゅしょうぼうしゃのフリン」
メイン会場で展示されている「とくしゅしょうぼうしゃのフリン」

会場内には「とくしゅしょうぼうしゃのフリン」を展示するほか、「バスのバーティー」や「2かいだてバスのバルジー」(運行日のみ)も展示します。

そのほか、てトロ(手回しトロッコ)、ミニSLやバッテリーカーなどのアトラクションを用意しています。

サテライト会場の展示車両。左から「パーシー」「ウィンストン」「ヒロ」「ジェームス」
サテライト会場の展示車両。左から「パーシー」「ウィンストン」「ヒロ」「ジェームス」

千頭駅のサテライト会場には「パーシー」「ウィンストン」「ヒロ」「ジェームス」を展示。

川根両国駅構内にある「ラスティー」「いたずら貨車」「いじわる貨車」(2022年撮影)
川根両国駅構内にある「ラスティー」「いたずら貨車」「いじわる貨車」(2022年撮影)

千頭駅のひとつ隣にある川根両国駅構内には「ラスティー」「いたずら貨車」「いじわる貨車」が展示されていて、「きかんしゃトビー号」から見ることができるほか、井川線の列車に乗って見に行くこともできます。

「トーマスフェア」はチケットを持っていなくても入場可能(メイン会場は入場料金500円が必要)。「きかんしゃトーマス号」に乗れなくても充分楽しめます。

「きかんしゃトーマス号」「きかんしゃトビー号」「バスのバーティー」「2かいだてバスのバルジー」の詳しい乗車方法などは、大井川鐵道の公式サイトで確認してみてください。

(ぬまっち)

【関連リンク】
大井川鐵道公式サイト
https://daitetsu.jp/day-out-with-thomas-2023#thomas

この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛) 近影

ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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