■12インチに拡大されたインフォテイメントシステムや音声操作の「DS IRISシステム」を採用
フレンチ高級ブランド「DS」の最上級SUVである「DS 7(DS 7 OPERA)」の改良モデルが、2023年4月14日に発売されました。
独創的な内外装に、精緻なディテールが与えられ、ラグジュアリーを謳うのにふさわしいクオリティを享受できるだけでなく、ドイツやイギリス、イタリア、アメリカなどのプレミアムモデルとはひと味違う世界観も魅力です。
今回の改良では、内外装を刷新し、アヴァンギャルドなデザインが磨き上げられています。先進装備の充実化で、より快適なドライブが楽しめるようになっています。
エクステリアには、新デザインのヘッドライトやフロントグリル、フロントバンパーを用意。ダイヤモンドをモチーフとした大小のパーツが配される新しいフロントマスクが印象的です。
そこにはフロントフェイスの両脇に、片側4本ずつ垂直方向のライトシグネチャーを備える「DSライトヴェール」を新たに採用し、DSらしい光の装飾美が演出されています。さらに、ヘッドライトとフロントグリル下部には高輝度タイプのガーニッシュ「DSダブルウイング」も用意され、印象深いフロントマスクに仕立てられています。
スリムな形状になったヘッドライトには、ハイビーム用ピクセルLEDモジュールを配置。左右に84個ずつLEDが備わり、緻密な配光を実現する「DSピクセルLEDビジョン3.0」が新たに採用されています。
対向車や先行車などの乗員の眩しさを低減しながら、照射距離や照射範囲を拡大。また、車速やワイパーの作動状況に応じて配光パターンが最適化される機能も用意されています。
内装もさらに磨き上げられ、クオリティアップを実現。上質なナッパレザーが目を惹くダッシュボード、ドアトリムには、高品質なドレスの造形などに使われているドレープ処理が施され、美しい広がり感と素材の陰影が演出されています。一枚革が贅沢に採用されたウォッチストラップデザインのシートと合わせ、上質なレザーの風合いに包まれたプレミアムな空間に仕立てられています。
また、インフォテイメントシステムのモニターサイズが8インチから12インチに拡大され、視認性や操作性が向上。
「DS IRISシステム」の新採用もトピックスで、音声とジェスチャーで制御することが可能で、音声によるパーソナルアシスタントが組み込まれています。「OKアイリス」と呼びかけることで、目的地設定やエアコンの温度設定、電話の発着信、天気予報の表示などを音声で操作できます。
なお、プラグインハイブリッド仕様の「E-TENSE 4X4」モデルでは、燃費履歴や充電設定などの確認も可能。オーディオシステムの定格出力が515W(ワット)から690Wに向上したことで、ハイクオリティなサウンドが楽しめます。
1.6Lの直列4気筒直噴ターボエンジン「PureTech」と、同エンジンに駆動用バッテリー、前後モーターが組み合わされたプラグインハイブリッド仕様の「E-TENSE 4X4」の2モデルが設定されます。
ボディカラーは、新色の「ブルー サファイア」と「グリラケ」のほか、継続色の「ノアール ペルラネラ」「クリスタル パール」「ブラン ナクレ」の計5色が用意されています。
●DS 7 OPERA価格
PureTech(ガソリン1.6L+8AT):689万8000円
E-TENSE 4X4 (ガソリン1.6ℓ+モーター+8AT):799万円
(塚田勝弘)