■GMが開発した「Ultium」リチウムイオンバッテリーが有力
ホンダがかつて販売していた人気スポーツカー「S2000」後継モデルの開発は継続されているとの情報を入手、最新予想CGを制作しました。
S2000はホンダ50周年を記念して1999年に発売されたコンパクトFRモデルです。
10年間製造されるも、販売的に成功とは言えませんでしたが、2.0リットル自然吸気エンジンから最高出力250psを叩き出すパワーなど、強いインパクトを残し、ホンダスポーツカーファンから人気を博しました。
ホンダは2021年4月、S2000を彷彿させるティザーイメージを公開。その後2022年4月には、2030年までにグローバル30モデルのエレクトリックモデルを導入し、2020年半ば以降に2台のスポーツカーEVも計画していることを発表しました。
その1台がS2000後継モデルとして位置づけられる可能性がありそうです。
その予想エクステリアは、中国初のHondaブランドとなる「e:NS1」のデザインを継承したS2000デザインが期待されています。スポーツカーらしいエッジを効かせたアンダーラインデザインと、大口径ワイドタイヤを装備し、スカート部分もラインに合わせた迫力あるデザインが予想されます。
ヘッドライトは一灯型ビームながら、車幅いっぱいにデザインしたLEDとし、ホンダの象徴であるV型大型アンダーグリルが装備されます。最後はNZX譲りの両サイドディフューザーをプラス、スカート部分にも大型ディフューザーを装備して仕上げられます。
予想されるボディサイズは全長4,250mm、全幅1,700mm、全高1,290mmと、若干拡大されそうです。
市販型では、EV用プラットフォーム「ホンダe-アーキテクチャ」を採用した後輪駆動のBEV(Battery Electric Vehicle)だといいます。
バッテリーはGMが開発した「Ultium」(アルティウム)リチウムイオンバッテリーが有力ながら、ホンダ独自開発のバッテリーが搭載される可能性もあります。また、シングルモーターを搭載し、最高出力はS2000を凌ぐ300ps程度が期待できそうです。
ホンダ新型BEVスポーツカーがデビューするのは、2026年と予想されています。