なぜグリルを隠す?BMW 4シリーズ カブリオレ高性能モデル「M 440i」改良型を初スクープ

■マイルドハイブリッド技術を導入した3.0リットル直列6気筒DOHCターボ「B58」エンジン搭載

BMWは現在、2ドアスポーツカー「4シリーズ クーペ」改良型の開発に着手していますが、その派生オープンとなる「4シリーズ カブリオレ」市販型2台のプロトタイプをカメラが初めて捉えました。

BMW 4シリーズ カブリオレ M440i 改良型 プロトタイプ スパイショット
BMW 4シリーズ カブリオレ M440i 改良型 プロトタイプ スパイショット

4シリーズクーペは、それまでの「3シリーズクーペ」後継モデルとして2013年に登場。2020年にデビューした第二世代(G22型)では、バンパーにまで達する巨大キドニーグリルが初採用され物議を醸しました。

先日クーペ開発車両を捉えた同じ場所でスクープした2台のプロトタイプですが、どちらもクーペ同様にLEDデイタイムランニングライトを刷新。現行型のハーフカップデザインから、「X5」「X6」などの最新モデルで採用されている、ブーメランスタイルへと新設計されています。

BMW 4シリーズ カブリオレ M440i 改良型 プロトタイプ スパイショット
BMW 4シリーズ カブリオレ M440i 改良型 プロトタイプ スパイショット

しかし、シルバーホイールを装着したプロトタイプは、リアエンドに角張ったデュアルエキゾーストパイプをインストールしており、最上位モデルの「M440iカブリオレ」と思われます。また、もう一方のプロトタイプはキドニーグリルが隠されており、M専用デザインが与えられる可能性がありそうです。

4シリーズのキャビン内は1月にアップデートされており、デュアルスクリーン「iDrive 8システム」をインストールしました。そこには12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、より大きな14.9インチのインフォテインメントスクリーンが搭載されています。

おそらく変更はないとみられますが、iDriveロータリーコントローラーを失う最新のモデルになる可能性もあるといいます。

BMW 4シリーズ カブリオレ M440i 改良型 プロトタイプ スパイショット
BMW 4シリーズ カブリオレ M440i 改良型 プロトタイプ スパイショット

M440iカブリオレのパワートレインは、マイルドハイブリッド技術を導入した3.0リットル直列6気筒DOHCターボ「B58」エンジンを搭載、最高出力は387psを発揮します。キャリオーバーされるかは不明で、マイナーなアップデートがなされるかもしれません。

M440iカブリオレ改良型のデビューは、2023年春頃と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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