■マイルドハイブリッド技術を導入した3.0リットル直列6気筒DOHCターボ「B58」エンジン搭載
BMWは現在、2ドアスポーツカー「4シリーズ クーペ」改良型の開発に着手していますが、その派生オープンとなる「4シリーズ カブリオレ」市販型2台のプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
4シリーズクーペは、それまでの「3シリーズクーペ」後継モデルとして2013年に登場。2020年にデビューした第二世代(G22型)では、バンパーにまで達する巨大キドニーグリルが初採用され物議を醸しました。
先日クーペ開発車両を捉えた同じ場所でスクープした2台のプロトタイプですが、どちらもクーペ同様にLEDデイタイムランニングライトを刷新。現行型のハーフカップデザインから、「X5」「X6」などの最新モデルで採用されている、ブーメランスタイルへと新設計されています。
しかし、シルバーホイールを装着したプロトタイプは、リアエンドに角張ったデュアルエキゾーストパイプをインストールしており、最上位モデルの「M440iカブリオレ」と思われます。また、もう一方のプロトタイプはキドニーグリルが隠されており、M専用デザインが与えられる可能性がありそうです。
4シリーズのキャビン内は1月にアップデートされており、デュアルスクリーン「iDrive 8システム」をインストールしました。そこには12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、より大きな14.9インチのインフォテインメントスクリーンが搭載されています。
おそらく変更はないとみられますが、iDriveロータリーコントローラーを失う最新のモデルになる可能性もあるといいます。
M440iカブリオレのパワートレインは、マイルドハイブリッド技術を導入した3.0リットル直列6気筒DOHCターボ「B58」エンジンを搭載、最高出力は387psを発揮します。キャリオーバーされるかは不明で、マイナーなアップデートがなされるかもしれません。
M440iカブリオレ改良型のデビューは、2023年春頃と予想されます。