アストンマーティンが日産「GT-R」になった?「DB11」後継モデルらしき開発車両が出現

■現クラムシェルボンネットは、ベンチレーテッドフードに変更

アストンマーティンのクーペ/ドロップヘッドスポーツカー「DB11」開発車両と思われる謎のプロトタイプをカメラが捉えました。

アストンマーティン DB11 後継モデル プロトタイプ スパイショット
アストンマーティン DB11 後継モデル プロトタイプ スパイショット

アストンマーティンは現在、「次世代のフロントエンジン・スポーツカー」の発売に向けて準備を進めており、そのプロジェクトはDB11の後継車から始まると言われています。

スウェーデンの寒冷地でのテストを受けているプロトタイプが、それにあたる「DB12」と思われますが、現行モデルのアップデート程度に収まるのか、完全に代替えされるのかは今のところ不明です。

アストンマーティン DB11 後継モデル プロトタイプ スパイショット
アストンマーティン DB11 後継モデル プロトタイプ スパイショット

フロントエンドには、より際立つ大型グリルの開口部と、新設計されたヘッドライトやバンパー、顕著なスプリッターを装備。

現行型のクラムシェルボンネットは、ベンチレーテッドフードに変更、フード開口部はヘッドライトの内側にあることがわかります。が、ヘッドライト形状など、フロントエンドは日産「GT-R」のようにも見えます。

リアエンドでは、Cピラーがフェンダーとルーフラインの間の特徴的なカットラインを保持、LEDテールライトも改良されていることが確認できます。また下部バンパーには、燃焼エンジンを維持することを意味する円形デュアルエキゾーストパイプが配置されています。

現行型パワートレインは、メルセデスAMG製の4.0リットルV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載。最高出力535ps・最大トルク675Nmを発揮し、8速オートマチックトランスミッションと組み合わされており、0-100km/h加速4秒、最高速度309km/h(リミッター作動)の動力パフォーマンスを持ちます。

またオプションでは最高出力639ps・最大トルク700Nmを発揮する5.2リットルV型12気筒も提供、0-100km/h加速を3.7秒まで短縮し、最高速度は334km/hまで向上させます。

もしこのDB12が完全新設計されるなら、何らかの電動化もあり得ると思われます。

同ブランドのローレンス・ストロール会長によると、キャビン内はメルセデスのMBUXを反映、「言語に適切に対応する」最新のインフォテインメントタッチスクリーンシステムが搭載されると予想されます。

DB12のデビューは、2023年後半と予想され、「世界で最も望ましい英国を拠点とする、超高級パフォーマンスブランド」になりたいという、同社の願望が込められるといいます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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