フォードのミニバン「トルネオ クーリエ」次期型、2024年から2025年にはフルエレクトリックバージョンを導入?

■125psを発揮する1.0リットル「Ecoboost」マイルドハイブリッドなどがラインナップ

フォードのファミリーミニバン「トルネオ クーリエ」次期型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。

フォード トルネオ クーリエ 次期型プロトタイプ スパイショット
フォード トルネオ クーリエ 次期型プロトタイプ スパイショット

トルネオ クーリエは、「フォードトランジット」ラインナップで最もファミリー需要の高いモデルです。

同じプラットフォームを用いた「フィエスタ」が廃止されると噂される中、トランジット クーリエは次世代へ受け継がれることが確定したようです。

フォード トルネオ クーリエ 次期型プロトタイプ スパイショット
フォード トルネオ クーリエ 次期型プロトタイプ スパイショット

北欧で捉えたプロトタイプは乗用車モデルですが、商用バンと乗用バンの両方で同じボクシー構造を共有。

フロントエンドには、大型Fシリーズ・トラックにインスパイアされたヘッドランプ・スタックを備えています。

以前捉えた商用バンほどカモフラージュがされてなく、新設計の逆L字型ヘッドライトに隣接する、スリムな水平バーを備えた大型グリルが見てとれるほか、下部バンパーには台形グリルも確認できます。

乗用車バージョンには両側にスライドドアを装備、2列目シートへのアクセスを容易にさせるほか、フォルクスワーゲン「キャディ」に似たキャラクターラインも配置されています。

注目のキャビン内には、別々のデジタルインストルメントクラスターとインフォテインメントスクリーンを含むダッシュボードが見てとれます。

これらのスクリーンは1枚ガラスの後ろに隠れているため、1つの巨大なスクリーンと錯覚してしまいますが、実は独立しています。インフォテイメントがフォードの最新の「SYNC」オペレーティングソフトウェアを実行していることは間違いないでしょう。

パワートレインは、最高出力125psを発揮する1.0リットル「Ecoboost」マイルドハイブリッドガソリンエンジンなどがラインナップされ、基本的にはマニュアルトランスミッションのみが提供されるものと思われます。

しかし、こちらのスパイショットでは、7速パワーシフト・デュアルクラッチギアボックスが装備されているようです。また遅れて2024年から2025年には、フルエレクトリックバージョンの導入も濃厚となっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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