復活した伝説の「R34ブリッツスカイライン」が今年も展示【R34スカイライン祭り】

■大クラッシュから修復、2023年「R34スカイライン祭り」でも大人気

●ミスター34、のむけんのD1GPマシンが復活!

R34をドリフトマシンとして広めた第一人者
R34をドリフトマシンとして広めた第一人者

2023年3月5日(日)に富士スピードウェイで開催され、過去最大549台ものR34型スカイラインが集まった「R34スカイライン祭り」を見ても、第2世代スカイラインの勢いは衰えることがありません。

新車で買えた当時を知らないであろう、20歳代の若いファンも多く、現在のクルマにはない魅力を感じ取っているのでしょう。

R34ブリッツスカイライン復刻版
R34ブリッツスカイライン復刻版

そのR34人気を長きに渡って支えてきたのが、「ミスター34」の異名を持つ(!?)、のむけんこと野村謙さん。

2001年にD1グランプリシリーズのBLITZワークスドライバーとして、初めてR34スカイラインで参戦。

当初は決してドリフト競技向きとはいえない、重量4ドアセダンのコントロールの難しさに手を焼いたそうですが、2004年にはD1初勝利を飾り、人気実力ともにトップドリフトドライバーの道を極めていくことになります。

その後はトヨタ86に「箱替え」したシーズンもありましたが、引退する2018年までR34でのD1グランプリ挑戦は続き、まさに野村さんとR34は苦楽を共にした戦友とも呼べる関係です。

「ミスターR34」こと、野村謙さんも34祭りの発起人
「ミスターR34」こと、野村謙さんも34祭りの発起人

そんな思い出の中でも「自分にとって絶頂期だった」と振り返るのが、2006年シーズン。

2度の優勝を含めて、常に安定した成績をキープして迎えた最終戦USアーウィンデールでは、死闘のうえ惜しくもシリーズチャンピオンの座を逃したものの、生涯最高成績(シリーズ2位)という素晴らしい結果を残しました。

番外編として、同じアーウィンデールにて開催された「世界一決定戦」では見事に優勝したのも、2006年の記録に華を添えています。

2006年は自他ともに認める、野村さんのD1絶頂期
2006年は自他ともに認める、野村さんのD1絶頂期

その後、2010年のD1グランプリ・ラウンド6、エビスサーキットでのクラッシュで大破したR34でしたが、なんと「シャフトオートサービス」によって2022年に復活しており、同年のR34祭りでお披露目されました。

2010年、エビスサーキットでこのマシンは大破してしまいました
2010年、エビスサーキットでこのマシンは大破してしまいました

当時の仕様を極力まで再現するため、URASのエアロパーツ「D1スペック」を装着。デカールや青いロールケージなどにもこだわりました。

足元を飾るブリッツのホイール「テクノスピードZ-2」はとうの昔に廃番となっていて、入手には苦労したようです。またエンジンはトヨタの直列6気筒2JZにスワップされています。

この復刻仕様が完成した姿を見た野村さんもいたく感激して「なつかしか。あの大クラッシュから、マシンが復活することはないと思っていた」と語っています。

こちらが2006年当時のマシン。いかに忠実に再現されているかがわかります
こちらが2006年当時のマシン。いかに忠実に再現されているかがわかります
2022年、シャフトオートサービスでの作業中。まだデカールが貼られる前の段階
2022年、シャフトオートサービスでの作業中。まだデカールが貼られる前の段階

2022年の「R34スカイライン祭り」では、盟友・マナPこと鈴木学さんを助手席に乗せてのデモランも決行。

今年の34祭りでもイベントの顔として、この「2006年仕様ブリッツスカイライン」が展示され、たくさんの来場者が記念撮影するなど、注目を集めていました。

2022年の「R34祭り」でお披露目され、野村さんによるデモランも行われました
2022年の「R34祭り」でお披露目され、野村さんによるデモランも行われました

R34ファン、のむけんファン、D1ファンすべてにとって特別な1台を復活させてくれたシャフトオートサービスの取り組みに感謝したいところです。

(文・写真:TOKYO CIAO MEDIA)