ランボルギーニ「ウルス」の頂点、PHEVモデルが狙う野望とは?

■4.0リットルV8ツインターボ「LK5」エンジン+電気モーターのハイブリットで世界最速へ

ランボルギーニは現在、クロスオーバーSUV「ウルス」ハイエンドモデルとなるプラグインハイブリッドバージョン開発の最終段階に差し掛かっていますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ランボルギーニ ウルス PHEV 市販型プロトタイプ スクープ写真
ランボルギーニ ウルス PHEV 市販型プロトタイプ スクープ写真

現行型となる初代ウルスは、2018年に発売。2022年は初の大幅改良が執行されましたが、いよいよ「本丸」となる最強プラグインハイブリッドモデルが導入されます。

これまで何度もプロトタイプを捉えてきましたが、今回はこれまででもっとも最終デザインが明らかになっています。

ランボルギーニ ウルス PHEV 市販型プロトタイプ スクープ写真
ランボルギーニ ウルス PHEV 市販型プロトタイプ スクープ写真

北欧で撮影されたプロトタイプのフロントエンドには、複雑に分割され、複数の縦スリットが配置されているエアインテークが確認できます。また、ボンネットには謎のバルジらしきものや、夜間用ライトバーが設置されていますが、これらは最終的には装備されません。

最も注目すべきはヘッドライトで、最終形状が初めて露出、現行型よりスリムになり、新しいLEDも備えています。しかし、現行モデルにあるLEDデイタイムランニングライトはなく、今後、最終調整がなされる可能性もありそうです。

そのほか、「ウルスS」や「ウルス ペルフォルマンテ」のような、ボンネットのエアインテークも装備していないようです。

さらに、ハイブリッドシステムに必要な余分なスペースに対応するために、フロントエンドにわずかに長いボンネットを備えているのも特徴です。また、今回画像はありませんが、ボディ右側には電気充電用のセカンドフュエールポートを配置しています。後部でも変更が与えられ、新設計のディフューザーを装備、リアスポイラーも新設計されています。

ランボルギーニ ウルス PHEV 市販型プロトタイプ スクープ写真
ランボルギーニ ウルス PHEV 市販型プロトタイプ スクープ写真

パワートレインは、ほぼ確定情報として、ポルシェ『パナメーラ ターボS E-ハイブリッド』から流用されることがわかっています。

4.0リットルV型8気筒ツインターボ「LK5」エンジン+電気モーターのハイブリットを搭載、最高出力は808psを発揮し、世界最強SUVと謳われるアストンマーティン「DBX 707」の最高出力707psを超えてくると思われます。またパワーを最高出力675psに抑えたオプションも設定される可能性が高いこともわかりました。

ランボルギーニは、3月中にフラッグシップスーパーカー「アヴェンタドール」後継モデルを発表予定で、ウルスPHEVはその数ヵ月後となります。

正式な車名は未定ですが、ニュルブルクリンク最速SUVであるポルシェ「カイエン ターボGT」を抜き去り、ニュルブルクリンク最速SUVを狙うのは間違いないと思われます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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