■ドリフト、ドレコン、出展ブース。R34好きにはたまらない一日
●2023年3月5日(日)富士スピードウェイ「R34スカイライン祭り」に行ってきた!
世界中に多くのファンが存在する、日産の代表車種「スカイライン」。ハコスカ、ケンメリを筆頭に、それぞれの世代にマニアはいます。
2002年にフルモデルチェンジし、エンジンも直列「RB型」からV6「V35型」へとバトンを渡すことになったため、『最後のRBエンジン搭載スカイライン』と呼ばれているR34型にも、特別な思いを寄せる方が多いようです。
そんななかで、R34だけのイベントをやりたいとスタートした「R34スカイライン祭り」も、数えること13回目を迎えました。
主催は、R34スカイラインの車両販売やカスタマイズで有名なシャフトオートサービスで、『ミスター34』『伝説のDIGPドライバー』のむ犬こと野村謙さんや、軽快なオシャベリが人気のマナPこと鈴木学さんも、イベント立ち上げ当時からのマスターピースとなっています!
「過去最大級」となったスケールは、富士スピードウェイのマルチパーパスコースだけでは収まりきらず、ジムカーナコースも総貸し切り。「ステージ+ドレスアップ&ミーティングエリア」をジムカーナコース、「ドリフトコンテスト」をマルチパーパスコースと、分割開催する展開となりました。
メイン会場は見渡す限り、R34のオンパレード。ドレスアップコンテスト参加者のエリアと、女子オーナーのエリア、ミーティングエリア、それぞれに思い思いの個性が発揮されたマシンが並び、これを眺めながら回るだけでも十分に楽しめてしまうほどです。
コンテストでは、鈴木学さんの選ぶ「マナP賞」、野村謙さんの選ぶ「のむけん賞」、そして参加者の人気投票で上位にランキングされた車両たちが表彰されました。
出展ブースは全33社で、こちらも過去最高数。各テントでR34パーツやグッズの販売、チューニング相談などが実施され、終日賑わいを見せていました。今回はHKSなどのビッグネームも初参加するなど、R34の衰えない人気を象徴するような光景が繰り広げられました。
R34スカイライン祭りの名物企画ともなっている「34にまつわる物を持って来てマナPを笑わせよう」も復活! 思わず吹き出してしまうようなこじつけネタのような参加者もいれば、「すごい!」と感心してしまうような「34繋がり」も登場して、大いに盛り上がりました。
マルチパーパスコースでは「R34世界一」が決まる恒例のドリフトコンテストを開催。初級、中級、上級、プロ級とクラス別になっているので、自分の実力に見合ったレベルにエントリーできるのも嬉しいところです。
ジャッジの一部は、なんと当日の希望者による一般審査員制を採用。なかなか専門的な分析をする審査員の姿も見られました。
イベントのエンディングは、コース全体を使っての大集合写真撮影。549台ものR34を並べるのはかなり時間を要しますが、その光景は圧巻! 世界中で探しても、この「34祭」でしか見られないものです。
さらにフィナーレでは富士スピードウェイ本コースのパレードランも実施。早くも来年の再会を約束しつつ、一日限りのお祭りはお開きとなりました。
(文・写真:TOKYO CIAO MEDIA)