DIYで交換するときクルマの使用済バッテリーってどうする?→売れるぞ!

■使用済みバッテリーは引き取ってもらえる

廃バッテリー
廃バッテリー

やったことがある方はご存じでしょうが、バッテリー交換は基本的に作業自体は非常に簡単。腕に覚えがあるというほどDIYが得意でなくてもできちゃいます。

ただ、DIYで交換するとなると交換作業以外にも問題があります。

それは、使用済みバッテリーの廃棄方法です。自治体ではまず収集してくれません。しかも非常に重いし、希硫酸というちょっと危ない液体も入っています。

でも、バッテリーってじつは無料で回収してくれるところも多く、専門業者なら買い取ってくれさえするのです。

●自動車用バッテリー、どこで買ってますか?

ところで、皆さんは愛車のバッテリーをどこで買っていますか? ディーラー? 整備工場? カー用品量販店? それともネット通販?

ネット通販でバッテリーを買うのはいいのですが、使用済みバッテリーの廃棄方法に悩みます。
ネット通販でバッテリーを買うのはいいのですが、使用済みバッテリーの廃棄方法に悩みます

バッテリーって、幅広いサイズを在庫する必要があるせいか、カー用品量販店やホームセンターでは、あまり銘柄を選べないんですよね。そして、量販店での販売価格は、ネット通販に比べるとかなり高いことをご存じでしょうか?

アイドリングストップ車などは、バッテリー交換の際にクルマの側のリセット作業が必要になったりするので注意が必要です。
アイドリングストップ車などは、バッテリー交換の際にクルマの側のリセット作業が必要になったりするので注意が必要です

もちろん、バッテリーにあまり詳しくない人や、電子部品の設定リセットを避けたい人などは、やっぱりショップで交換するメリットも大きいとは思います。

でも、好みの銘柄が量販店にない場合や、必要な知識があって交換は自分でするから安く済ませたいという場合は、ネット通販で買うのもおススメです。

で、その際に使用済みバッテリーの廃棄をどうするか?

ネット通販では「引き取り券」も販売していて、有料で引き取ってくれる業者もあります。家から発送できたりするので、有料ではあってもメリットはあると思います。私も過去にはそういう方法で処分してきました。

というのは、バッテリーは持ち込めばいろいろなところで無料回収してくれるということを知らなかったのです。今回たまたま知ったので、記事にしてみました。

●持ち込めば引き取ってくれる量販店も

バッテリー上面に使用開始日が書いてありました。これはわかりやすい。でも古っ!
バッテリー上面に使用開始日が書いてありました。これはわかりやすい。でも古っ!

父が「クルマのバッテリーが弱ってきた」というので見てみると、ご丁寧に使用開始日が上面にマジックで書いてありました。これは一目瞭然。そしてけっこう年数が経っています。

バッテリーはネット通販で買うのが安いことは知っていたので、楽天やAmazonで物色してみました。

ところがそんなことをしている際に、ふと「バッテリーは買った店じゃなくてもけっこう無料回収してくれる」という書き込みを見つけました。

どれどれ、と近所のオートバックスに電話して聞いてみると「持ち込んでもらえれば無料で回収します」とのこと(他の店舗ではわからないので、ご自身で確認してみてくださいね)。よく使うガソリンスタンドでは「有料になっちゃう」とのことですが、持ち込みでも回収してくれるとのこと。

そして、「バッテリーを回収してくれる店ってけっこうあるのかな?」と思って、Googleマップでなんの気なしに「バッテリー回収」と検索してみたら、なんとわりと近所に回収どころか、買い取りをしてくれるショップがあることが判明しました!

●使用済みバッテリーが560円になった!

自動車用、バイク用、産業用などの鉛バッテリーを買い取ってくれるそうです。
自動車用、バイク用、産業用などの鉛バッテリーを買い取ってくれるそうです

というわけで、行ってきました。場所は埼玉県新座市の川越街道(国道254号)沿い。使用済みバッテリーを渡すと、ポンと重さを測って、「キロ40円で、14kgなので、560円になります」と、560円で買い取ってくれました。

せっかくなので写真を記事に掲載することを了承してもらって話を聞くと、廃バッテリーは数年前まではアジアのある国に輸出されていたそうで、もっと相場が高く、自動車用バッテリーは百数十円/kgで買い取っていたそうです。

ところが、その国の業者が回収したバッテリーの鉛だけをリサイクルして、ほかの部位は不法に捨ててていたことが判明し、日本から輸出することができなくなってしまったので、現在はバッテリーは国内でリサイクルされているとのこと。そして買取価格は大体30〜40円/kgになってしまったとのことでした。

廃バッテリーが560円になりました。持ち込みに行ったガソリン代を考えてもプラスです。
廃バッテリーが560円になりました。持ち込みに行ったガソリン代を考えてもプラスです

幸い、私の場合は近所にこういった廃バッテリー買取業者があったので買い取ってもらえました。こういったバッテリー買い取り業者が各地にどれくらいあるのかわかりませんが、探す際はGoogleマップで「バッテリー回収」や「バッテリー買取」などと検索してみることをおススメします。

もちろん買取価格はお店によって違うと思うので、利用するときはご自身で確認してください。また、もし買取業者が近くになくても、量販店や整備工場で回収してくれる可能性は高いので、問い合わせてみてはいかがでしょうか?

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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