塚田勝弘 
■多様なサイズや重量、駆動方式に対応する「テーラーメード・コンストラクション」を採用
コンチネンタルタイヤからパフォーマンス・コンフォートタイヤの「PremiumContact 7（プレミアム・コンタクト・セブン）」が2023年4月から発売されます。発売サイズは、17～19インチの15サイズで、順次拡大される予定。価格はオープンです。
安全性を最重視したという「PremiumContact 7」は、幅広い車両コンセプトに対応するべく、クルマのボディサイズや重量、駆動方式に対応する「テーラーメード・コンストラクション（構造）」が採用されています。
専用開発された「レッド・チリ・コンパウンド」「アダプティブ・パターン」も含めた3つの技術により、優れた転がり抵抗と耐摩耗性、駆動方式を問わず、高いグリップ力と短い制動距離を実現するそう。
こうした相反する性能を高次元で両立することで、高い安全性を確保。コンフォートタイヤにふさわしい快適性はもちろん、環境性能にも配慮されています。
テーラーメード・コンストラクションが採用されたのは、装着車両の重量によってタイヤに求められる要素が異なるため。
特に、航続距離が長く高性能なバッテリーEVの登場により、EVにおける安全性の要素が従来以上に重要になっています。PremiumContact 7は、車重が嵩むEVにも最適な選択肢になります。
単一のタイヤ構造では、多様な車種に対して最適な総合性能を提供することが難しい面があります。
PremiumContact 7は、高度な最先端技術をクルマのサイズや重量、駆動方式に応じて使い分け、適用されるテーラーメード・コンストラクションにより、幅広い車種、車両コンセプトで優れたグリップ力、操縦安定性を発揮するとしています。
さらに、新開発された「レッド・チリ・コンパウンド」によって可能な限り、幅広い温度領域で最適な性能を発揮することが可能になっています。走り出した瞬間から高いグリップ性能が発揮され、ウォームアップ段階を経ずに快適な走りが得られるそう。
ウェット路面でもドライ路面でも、優れた安定性と安全性を発揮する「アダプティブ・パターン」と「マクロ・ブロック」の採用もトピックスです。「SportContact 7」でも採用されている定評のある技術。
直進時には最適な排水効果が得られ、コーナリング時には横方向のグリップ力を高めるパターンデザインの「アダプティブ・パターン」と「マクロ・ブロック」により、安定したコーナリングをはじめ、加速時でも安心感のある走行安定性とウェット路面で優れたブレーキング性能を発揮します。
低温時でも確かなグリップ力が得られるほか、ウェット時でのブレーキング性能などに加えて、多様なボディサイズや車両重量、駆動方式に対応する「PremiumContact 7」。重くなりがちな高級バッテリーEVにも最適です。
（塚田 勝弘）
